じんましんに効く市販薬|飲み薬と塗り薬の選び方と受診の目安
じんましんとは
じんましんは、皮膚の一部が突然に赤く盛り上がり、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。大抵は痒みを伴います。
多くの場合、発疹は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。しかし、一度消えた後に別の場所に再び現れるなど、症状を繰り返すケースも珍しくありません。
じんましんが発生する主な要因は、特定の食物や薬品などのアレルギー性によるもののほか、摩擦や寒暖差といった物理的刺激、ストレスや疲労など多岐にわたります。
一方で、明確な原因を特定できない「特発性じんましん」が全体の70〜80%を占めるとされています。
また、かゆみが強いからといって皮膚を強く掻きむしってしまうと、皮膚のバリア機能が低下して傷がつき、二次的な皮膚炎を起こす可能性があるため注意が必要です。
市販薬の選び方|飲み薬と塗り薬の違い
じんましんに使用できる市販薬には「飲み薬(内服薬)」と「塗り薬(外用薬)」の2つのタイプが存在します。それぞれ作用の仕組みや特徴が異なるため、症状の範囲や状態に合わせて選択することが重要です。
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タイプ |
主な目的・作用 |
特徴 |
|---|---|---|
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飲み薬(内服薬) |
アレルギー反応や痒みの原因となるヒスタミンの働きを抑える目的で、「抗ヒスタミン成分」が配合されている。 |
塗り薬ではカバーしにくい全身に広がるじんましんにも対応しやすい。 |
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塗り薬(外用薬) |
かゆみ止め成分に加え、炎症をおさえる成分などが配合されている商品もある。 |
特定の部分に出たかゆみに対応しやすい。 |
※市販薬の選択については、薬剤師や登録販売者にご相談ください。
繰り返すじんましんや、市販薬で様子を見てよいか迷う場合は、オンライン診療で医師に相談することもできます。
▶ じんましん・湿疹のオンライン診療について
https://e-clinic.minacolor.com/pages/rash-eczema-hives-symptom/
じんましんは、体内でのアレルギー関連物質(ヒスタミンなど)の放出が主な原因で起こるため、広範囲に症状が出ている場合や全身のかゆみを抑えたい場合は飲み薬が第一選択となることが一般的です。
内服薬の成分や分類について詳しく知りたい方は、抗ヒスタミン薬の選び方の解説も参考にしてください。
一方、塗り薬は局所的なかゆみを一時的に和らげる目的で使用されます。特定の部位のみに限定して症状が出ている場合に適しています。
また、部位が陰部などのデリケートゾーンに近い場合は、刺激の少ない専用の薬剤を選ぶ必要があります。陰部のかゆみについての記事も併せてご確認ください。
市販薬で対応してよいケース
市販薬によるセルフケアで対応可能なのは、以下のような条件を満たしている場合です。
● かゆみや発疹の範囲が体の一部に限られている
● 発疹が出始めたばかりで、すぐに受診できない
● 過去に同様の症状で受診歴があり、原因や対処法がある程度把握できている
● 息苦しさや吐き気などの全身症状を伴っていない など
市販薬を使用する際は、用法・用量を正しく守り、数日間使用しても改善が見られない場合や症状が悪化する場合は使用を中止して専門家に相談してください。
なお、湿疹や皮膚炎など他の症状との見分けが難しい場合は、湿疹(皮膚炎)に効く市販薬などの情報も参考になります。
受診をおすすめする目安
じんましんの症状の中には、市販薬によるセルフケアではなく、速やかに医療機関を受診すべきケースが存在します。自身の状態を確認し、適切なタイミングで医師の診察を受けることが大切です。
医療機関の受診をすべき症状・状態
● 出たり消えたりを繰り返している場合(発症から6週間以上続く場合は慢性じんましん)
● 発疹が全身の広い範囲に広がっている場合
● 発疹やかゆみが数日以上続いている場合
● 激しい痛みや熱感を伴っている場合
● 原因が分からず不安が強い場合
● 呼吸器や口腔内の症状を伴う場合 など
息苦しさ、声のかすれ、唇や口の中の腫れ、強い吐き気などがある場合は、アナフィラキシーなどの重篤なアレルギー反応の可能性もあります。このような場合は我慢せず、直ちに救急要請または緊急受診を行ってください。
繰り返し症状が現れる場合や原因が不明な場合は、慢性化している可能性や他の疾患が潜んでいる可能性も考えられます。自己判断を続けず、皮膚科などで専門的な診察を受けることが推奨されます。
皮膚科でできること
皮膚科などの医療機関を受診することで、症状に応じた専門的なアプローチが可能になります。
医療機関では、問診や必要に応じたアレルギー検査などを通じて、じんましんの誘因を探る取り組みが行われます。詳しい検査をしたい場合には、オンライン診療ではなく対面受診をしてください。
ただし、じんましんは前述の通り原因が特定できないケースも多いため、症状を抑えるための適切な治療薬の選定が中心となります。
医療機関で処方される抗ヒスタミン薬はいくつかの種類があり、生活スタイル(眠気の出にくさ、服薬回数など)や過去の服薬歴に合わせて、医師が適切な薬剤を選択します。市販薬で十分な変化が得られなかった場合でも、異なる成分の処方薬によって症状がコントロールできる可能性があります。
忙しい方のための「オンライン診療」という選択肢
社会人の方は、平日の日中に病院へ行く時間を確保するのが難しいことも多いでしょう。そのような場合の手段として、オンライン診療という選択肢があります。
移動時間や待ち時間を抑えるメリット
オンライン診療は、スマートフォンやPCを使って自宅や職場から受診できるため、通院にかかる移動時間を削減できます。仕事の合間や帰宅後の時間を有効に活用できる点が、忙しい時期には大きなメリットとなります。
▼ 診療予約はこちら ▼
●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact
まとめ
じんましんは、数時間で症状が和らぐことも多い一方で、繰り返し発症しやすい特徴を持っています。範囲が狭く一時的なものであれば、飲み薬や塗り薬といった市販薬によるセルフケアも選択肢となります。しかし、広範囲に出ている場合や繰り返し発生する場合、また息苦しさなどの異変を感じる場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。症状が軽く、通院の時間を確保することが難しい場合は、オンライン診療などの利便性の高いサービスを賢く活用しながら、ご自身の症状に合わせた適切な対応を行いましょう。

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

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