ディレグラ®︎配合錠の市販薬はある?同じ成分を配合した薬を紹介
ディレグラ*1配合錠と同じ成分が配合された市販薬はある?
ディレグラ*1配合錠は、第2世代の抗ヒスタミン薬である『アレグラ®︎*2(フェキソフェナジン塩酸塩)』に、血管収縮作用を有するα交感神経刺激薬『塩酸プソイドエフェドリン』が配合された医療用医薬品です。
フェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンの両方の有効成分が配合された市販薬は「アレグラFXプレミアム」という名前でエスエス製薬から販売されています。
アレグラFXプレミアムは、全国の薬剤師がいる薬局・ドラッグストアで購入できます。ただし要指導医薬品であるため、購入時は薬剤師による対面での説明を受けなければなりません。(2025年4月現在)
※要指導医薬品の取扱がない店舗もあります。
フェキソフェナジン塩酸塩の効能効果
フェキソフェナジン塩酸塩は、体内でヒスタミンという物質の作用をブロックすることで、病院においては花粉やハウスダストによる鼻のアレルギー症状や、じんましんなどの皮膚の症状に処方されています。
■市販薬は花粉などによるアレルギー性鼻炎のみに使用できる
フェキソフェナジン塩酸塩が配合された市販薬は、花粉などによるアレルギー性鼻炎に使用できますが、じんましん、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アトピー性皮膚炎)に伴うかゆみに対しては、効能効果として承認されていないため使用することができません。
塩酸プソイドエフェドリンの効能効果
塩酸プソイドエフェドリンはα交感神経刺激薬で、血管を収縮させて鼻粘膜の腫れを改善する作用があります。この作用により、鼻粘膜の腫れが原因になる鼻づまりを改善します。
■塩酸プソイドエフェドリンのみが配合された市販薬はない
塩酸プソイドエフェドリンのみが配合された市販薬はなく、鼻炎用内服薬や風邪薬として複数の成分と配合された市販薬が販売されています。
花粉によるアレルギー性鼻炎には第2世代の抗ヒスタミン薬がおすすめ
抗ヒスタミン薬は花粉による鼻の症状に対して使用される薬で、「鼻アレルギー診療ガイドライン2020」でも、第2世代の抗ヒスタミン薬の使用が選択肢の一つとして推奨されています。
抗ヒスタミン薬には第1世代と第2世代の抗ヒスタミン薬があり、第2世代の抗ヒスタミン薬では、第1世代の効果をできるだけ維持したまま、眠気などの副作用が比較的出づらいように作られています。
そのため、眠気などの副作用が気になる時は第2世代の抗ヒスタミン薬がおすすめです。
ただし、第2世代の抗ヒスタミン薬のなかにも服用後の車の運転を禁止しているものがあるため、使用前に添付文書をしっかりと確認しましょう。
ディレグラ*1配合錠と同じ成分の抗ヒスタミン薬が配合された市販薬
ここでは、ディレグラ*1配合錠に含まれている成分であるフェキソフェナジン塩酸塩のみが配合された市販薬を紹介します。この章で紹介している市販薬は通販でも購入可能です。
アレグラFX
| 特徴 |
・フェキソフェナジン塩酸塩配合 ・服用回数|1日2回 |
|---|
抗ヒスタミン成分『フェキソフェナジン塩酸塩』を配合した、第2世代の抗ヒスタミン薬です。
比較的眠くなりにくいことが特徴です。15歳から服用できます。
なお、1週間服用しても症状がよくならない場合、症状の改善がみられても2週間を超えて服用する場合は、医師または薬剤師に相談しましょう。
アレルビ
| 特徴 |
・フェキソフェナジン塩酸塩配合 ・服用回数|1日2回 |
|---|
抗ヒスタミン成分『フェキソフェナジン塩酸塩』を配合した、第2世代の抗ヒスタミン薬です。15歳から服用できます。
なお、1週間服用しても症状がよくならない場合、症状の改善がみられても2週間を超えて服用する場合は、医師または薬剤師に相談しましょう。
アレグラFXジュニア
| 特徴 |
・フェキソフェナジン塩酸塩配合 ・服用回数|1日2回 ・7~14歳の子どもに |
|---|
抗ヒスタミン成分『フェキソフェナジン塩酸塩』を配合した、第2世代の抗ヒスタミン薬です。
比較的眠くなりにくいことが特徴のため、勉強中に眠くなっては困るという方にもおすすめです。
なお、3〜4日服用しても症状がよくならない場合、症状の改善がみられても2週間を超えて服用する場合は、医師または薬剤師に相談しましましょう。
特に鼻づまりが気になるときは点鼻薬の併用も
花粉による鼻の症状に効く市販薬には、抗ヒスタミン薬の他に点鼻薬があり、特に鼻づまりが気になる場合は、飲み薬と合わせて一時的に血管収縮成分配合の点鼻薬を使うことができます。
血管収縮剤成分は配合された点鼻薬については、以下の記事で紹介しています。
フェキソフェナジン塩酸塩配合の市販薬と他の薬の飲み合わせ
フェキソフェナジン塩酸塩配合の市販薬を服用するときは、他の薬との飲み合わせに注意しましょう。効果が強くなりすぎてしまったり、副作用が強くですぎてしまったりするおそれがあります。
フェキソフェナジン塩酸塩が配合された市販薬(アレグラFX、アレルビ、アレグラFXジュニア)を服用中に併用してはいけない薬は、以下のとおりです。
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・他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬含む) ・抗ヒスタミン薬を含む内服薬等(風邪薬、鎮咳去痰薬、乗り物酔い薬、催眠鎮静薬等) ・制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤) ・エリスロマイシン(抗生物質) |
以下の記事では、アレグラ*2(フェキソフェナジン塩酸塩)の他、アレジオン®︎*3(エピナスチン塩酸塩)やクラリチン®︎*4(ロラタジン)、エバステル®︎*5(エバスチン)と他の薬の飲み合わせについて紹介しています。
花粉症の市販薬の選び方
花粉によるアレルギー症状に効く市販薬には、抗ヒスタミン薬や点鼻薬の他に、アレルギー用目薬があります。
抗ヒスタミン薬と点鼻薬が鼻のアレルギー症状(鼻水や鼻づまり、くしゃみ)に効果をあらわす一方、アレルギー用目薬は目の症状(目のかゆみ・充血・異物感など)に効果をあらわします。
以下の記事では、花粉による鼻や目の症状に効く市販薬だけでなく、鼻づまりによる頭痛などに効く市販薬も紹介しています。
ディレグラ*1をオンライン診療で処方してもらう
ディレグラ*1は通販や個人輸入で購入しないこと
医療用医薬品のディレグラ*1が通販サイトや個人輸入サイトなどで売られていることがありますが、購入することは避けてください。
個人輸入代行業者によって売られる薬は、医薬品としての安全性が保障されていないため、思わぬ健康トラブルが起こるおそれがあります。
また、厚生労働省は個人輸入の薬によって起こった健康被害については医薬品副作用被害救済制度の対象にならないと明記しています。
正しい治療を行うためにも、個人輸入・通販による医療用医薬品のディレグラ*1の購入は避けましょう。
もし医療用医薬品のディレグラを購入したい場合は、代替の市販薬を購入するか、病院を受診することをおすすめします。
ミナカラオンライン診療で手軽に受診
すきま時間に効率よく薬をもらいたいという方には、待ち時間要らずで受診できるオンライン診療がおすすめです。
例えば、このようなお悩みはありませんか?
●家や会社の近くに病院がないので、通院に時間がかかる
●仕事が忙しく病院の診療時間内に受診できない
●病院の待合室が混んでいて、待ち時間が長い
●病院の診察が終わっても、薬局で待たされる
自宅ですきま時間に受けられるオンライン診療なら、これらの問題を解消できます。「待ち時間なしで医師の診察を受けて、薬を処方してもらいたい」という方におすすめです。
また、今あらわれている症状を専門医に伝えることで、より自分に合った薬を提案してもらえる可能性もあります。
ミナカラオンライン診療はスマホ1台で完結するので、手軽に専門医の診察を受けることができます。
【オンライン診療の流れ】
1. 診療科目を選択し予約する
2. 医師による診察、薬剤師による服薬指導をビデオ通話で受ける(オンライン服薬指導は処方薬郵送の場合のみ)
3. お近くの薬局で受け取り、もしくは提携薬局から自宅に薬が届く
ディレグラ*1を入手したいけど、なかなか病院受診が難しい…と悩んでいる方はオンライン診療という選択肢を検討してみましょう。
▼ 診療予約はこちら ▼
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true
※1ディレグラはLTLファーマ株式会社の登録商標です。
※2アレグラはチャテム・インコーポレイテッドの登録商標です。
※3アレジオンはベーリンガー インゲルハイム ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフトの登録商標です。
※4クラリチンはバイエル・コンシューマー・ケア・アクチェンゲゼルシャフトの登録商標です。
※5エバステルはアルミラル・エセ・アの登録商標です。


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