市販のPCR検査キットの選び方|抗原検査キットとの違いは?
PCR検査キットはこんな人におすすめ
市販で購入できるPCR検査キットは、次のような人におすすめです。
- 大事な会議や商談を控えている方
- 人が集まる場所や遠方への移動が多い方
- 無症状でも感染していないか知りたい方
- 病院で検査をする時間がない方
- 接客業をしている方
- 他人に知られずに検査をしたい
- 職場の安全管理のために社員に受けてもらいたい など
PCR検査キットを使用するタイミングは?
厚生労働省は「症状発症から9日以内の者については唾液PCR検査を可能」と報告しているため、新型コロナウイルスの症状に類似する症状が発症してから9日以内にPCR検査キットを使用するのをおすすめします。
また、無症状であっても濃厚接触者であると保健所または医師が判断した場合や、濃厚接触者の可能性が高い場合にPCR検査キットを使用するのもタイミングとしては良いでしょう。
市販のPCR検査キットの選び方
2024年6月現在、市販で購入できるPCR検査キットにはさまざまな種類が販売されています。
市販のPCR検査キットを購入するときの選び方としては、次の点を確認することをおすすめします。
①クリニック監修の検査キットかどうか
②唾液検査かどうか
クリニック監修の検査キットを選ぶ理由
市販のPCR検査キットを選ぶ際は、しっかりとクリニックが監修しているものかどうかを確認しましょう。
クリニックが監修しているPCR検査キットであれば信頼性が高い上に、陰性・陽性の結果がはっきり出るというメリットがあります。
クリニックが監修していないPCR検査キットだと、法律上陰性・陽性の結果をはっきりと出せなかったり、陰性証明書が発行できなかったりする可能性があります。
市販のPCR検査キットを購入する際は、クリニック監修のものを選ぶとよいでしょう。
唾液検査の検査キットを選ぶ理由

従来のPCR検査における検体の採取方法は、綿棒などで鼻の粘液を採取するやり方だったため、やや苦痛をともなうものでした。
しかし、唾液検査であれば痛みもなく、精度もほぼ同じくして検査が可能なため、市販のPCR検査キットを選ぶ際は、唾液検査のものを選ぶことをおすすめします。
PCR検査キットと抗原検査キットの違いは?
PCR検査と抗原検査(抗原定性検査・抗原定量検査)では、検査実施場所や検査結果・判定時間、信頼性などが異なります。
| 検査実施場所 | 検査結果 判定時間 | 信頼性 | |
|---|---|---|---|
| 抗原定性 検査 | 検体採取場所(自宅等)で実施 | ・検査結果はその場で分かる ・約15〜30分 | ・PCR検査・抗原定量検査と比べて信頼性が低い ・検出には一定以上のウイルス量が必要 |
| 抗原定量 検査 | 検体を検査機関に搬送して実施 | ・検査結果は検査機関で分かる ・約30分+検査機関への搬送時間 | ・抗原定性検査と比べて信頼性が高い ・抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる |
| PCR 検査 | ・検査結果は検査機関で分かる ・数時間+検査機関への搬送時間 |
市販でも購入できる国が承認した医薬品の新型コロナウイルスの抗原検査キットについてはこちらの記事で紹介しています。
新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原を同時に検査できる市販の抗原検査キットについてはこちらの記事でご紹介しています。


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