ビタミンE(トコフェロール)配合の市販薬|大量摂取で効果は高まる?
ビタミンE(トコフェロール)の市販品は医薬品とサプリどっちがいい?
ビタミンE(トコフェロール)を医薬品とサプリメントのどちらから摂取した方が良いかについては、ビタミンEを摂取する目的によって答えが変わります。
サプリメントと医薬品の違い
サプリメントは「食品」に分類されるため、医薬品と異なり「〜に効く」「〜を治す」といった表現をすることは禁止されています。
医薬品的な効果効能を標ぼうするものは、医薬品医療機器等法上の医薬品とみなされ、野菜、果物、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物を除き、原則として、医薬品医療機器等法上の承認を受けずにその名称、製造方法、効能、効果に関する広告をしてはならない
消費者庁|健康食品に関する 景品表示法及び健康増進法上の留意事項について より引用
つまり、サプリメントはあくまで食品であるのに対し、医薬品は国の許可を得て病気の予防や治療に使用できるものという違いがあります。
ただし、ビタミンEに関しては、サプリメントであっても医薬品と同量のビタミンEが含まれていることがあります。
ビタミンEは医薬品とサプリどっちから摂取した方がいい?
ビタミンEを摂取する目的が、現在食生活に偏りがあるなど、普段から栄養が足りない方で食事の補助的な役割を求めているのであればサプリメントが良いでしょう。
一方、末梢血行障害による肩や首筋のこり、手足のしびれ・冷え、しもやけの改善や、老年期のビタミンE補給などを目的にしているのであれば、効能効果が保証されている医薬品を選択することをおすすめします。
ビタミンEは目的にあった商品から摂取しましょう。
ビタミンE配合のおすすめ市販薬|肩こりや手足の冷えに
ビタミンEを配合した、肩こりや手足の冷えにおすすめの市販薬を紹介します。
ユベラックスα2|肩や首すじのこりに
ビタミンE(天然ビタミンE)のみを配合する薬です。
天然ビタミンEが血行を促進し、肩・首すじのこりや手足のしびれ・冷えなどを改善します。また、過酸化脂質が増加しやすい老年期のビタミンEの補給にも適しています。
天然ビタミンEをシソ油に溶かし、植物由来の成分を主体に作られたソフトカプセルです。
ビトン-ハイECB2|手足の冷えに
天然型ビタミンEが末梢の血行不良を改善し、肩こり・手足のしびれ・冷えを内側からやわらげます。さらに、肌の新陳代謝を整え、シミや日やけ・かぶれによる色素沈着を緩和します。
加えてリボフラビン酪酸エステル(ビタミンB2酪酸エステル)がビタミンE、Cの働きを助けます。
芳香があり、酸味とわずかに甘味もあるレモン風味顆粒タイプです。
ビタミンE配合のおすすめ市販薬|シミや色素沈着に
ビタミンEを配合した、シミや色素沈着におすすめの市販薬を紹介します。
ホワイトシャインLC|シミの改善に充実の成分
ビタミンCとL-システインが肌に沈着したメラニンを無色化し、新しいメラニンの生成を抑制します。
ビタミンB2とB6が肌のターンオーバーを促進し、ビタミンEが血行を良くします。パウチ型で持ち運びやすく、1日2回の服用で済むことが特徴です。
ホワイトシャインLCは、商品に添付してあるQRコードを読み込むことで薬剤師に無料で相談ができます。薬に関する疑問や心配事を薬剤師に相談できるため、安心して薬を使用することができます。
新エバユースEC|シミやそばかすに
天然型ビタミンEとビタミンCを配合しており、手足のしびれや冷えだけでなく、シミやそばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着を緩和する効果があります。
その他、ビタミンB2とビタミンB6も配合しています。
口の中ですぐに溶ける、シュガーフリー、ナトリウムフリーの顆粒タイプの飲み薬です。
ビタミンE(トコフェロール)は大量摂取すると効果が高まる?
ビタミンEには末梢血行障害による肩や首筋のこり、手足のしびれ・冷え、しもやけの改善や、老年期のビタミンE補給などさまざまな効果がありますが、大量に摂取したからといって改善効果が高まったり早く治ったりするわけではありません。
大量摂取した時の重大な健康被害は明らかにされていませんが、人によっては下痢、腹痛、疲労、頭痛などが生じることがあります。
いずれにしても、ビタミンEを必要以上に大量摂取することのメリットは少なく、健康に負の影響を与えるリスクの方が上回るため、適量を摂取することを推奨します。


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