ミナカラ
アセチロール®クリームと同じ成分の市販薬はある?|尿素クリームの違いを解説
更新日
2024.06.04
薬剤師監修日
2024.06.04

アセチロール®クリームと同じ成分の市販薬はある?|尿素クリームの違いを解説

アセチロール*クリームは病院で処方される尿素を配合した医療用医薬品です。この記事では、アセチロール*クリームの代わりに使える市販薬と尿素クリームの違いについて解説しています。
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編集
小寺 瑶
監修薬剤師
ミナカラ薬局薬剤師小寺 瑶
朝比奈 裕介
編集者
株式会社ミナカラライター朝比奈 裕介

アセチロール®クリームと同じ成分の市販薬はある?

アセチロールクリームは病院で処方される尿素を配合した医療用医薬品です。成分量や添加物などは異なりますが、アセチロールクリームと同じく尿素を配合した市販薬は販売されています

アセチロールクリームの尿素含有量は10%と20%の2種類があり、現在は名称が、尿素クリーム「SUN」へ変更されています。

処方薬と市販薬の違い

処方薬のアセチロールクリームと市販の尿素クリームには、尿素の含有量と、尿素以外に含まれる有効成分に違いがあります。

処方薬のアセチロールクリームは有効成分が尿素のみですが、市販薬では尿素以外の有効成分が配合された薬もあります。

※2024年6月現在

 有効成分
アセチロールクリーム10%(処方薬)・尿素(10%)
アセチロールクリーム20%(処方薬)・尿素(20%)
ウレパールプラスクリーム

・尿素(10%)
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・d-カンフル
・リドカイン
・トコフェロール酢酸エステル

ウレパールプラスローション10

・尿素(10%)
・リドカイン
・ジフェンヒドラミン塩酸塩

ケラチナミンコーワ
20%尿素配合クリーム
・尿素(20%)

アセチロールクリームの代替薬を使用する際の注意点

市販薬は商品によって、効能・効果が異なります。処方薬のアセチロールクリームと成分が似ているからといって、同じ症状に使用できるとは限らないため、処方薬の代わりに市販薬を使用する場合は、使用前に医師に相談してください。

アセチロールクリームの代わりに使える市販薬

ウレパールプラスクリーム

【第2類医薬品】ウレパールプラスクリーム 80g

・尿素10%配合

・かゆみ止め成分などの有効成分を配合

効能・効果

かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)

尿素の配合量が10%の市販薬です。3種類のかゆみ止め成分が配合されていることが特徴で、かゆみをともなう老人性の乾皮症や、子どもの乾燥肌に使用できます。

ウレパールプラスローション10

【第2類医薬品】ウレパールプラスローション10 100mL

・尿素10%配合

・かゆみ止め成分を配合したローションタイプ

効能・効果

かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚)

尿素10%配合でローションタイプの尿素配合薬です。2種類のかゆみ止め成分が配合されており、かゆみをともなう老人性の乾皮症や、子どもの乾燥肌に使用できます。

ローションタイプのため、クリームよりもさらっとした使い心地が特徴です。

ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム

【第3類医薬品】ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 30g

・尿素20%配合

・有効成分が尿素のみ

効能・効果

手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌

有効成分が尿素20%のみの市販薬です。尿素以外の有効成分が含まれていないため、まずは硬くなった皮膚をやわらかくしたいという方におすすめです。

15歳から使えます。

※アセチロールはサンファーマ株式会社の登録商標です。

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監修薬剤師
小寺 瑶
ミナカラ薬局薬剤師
小寺 瑶
【経歴】

福岡大学薬学部薬学科卒業
福岡大学大学院薬学研究科薬学専攻修士課程修了
株式会社大賀薬局
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
編集者
朝比奈 裕介
株式会社ミナカラライター
朝比奈 裕介
看護師歴10年の経験をいかして、『正確でわかりやすい』医療情報の発信をおこないます。ミナカラのライターとして、ヘルスケアがもっと身近で感動的になる世界をつくっていきます。

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