ストロカイン®と同じ成分の市販薬はある？｜処方薬と市販薬の違いについて解説

ストロカイン^®と同じ成分の市販薬はある？

ストロカイン^＊1は、オキセサゼインを成分とする、食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、過敏性大腸症などの症状を緩和する処方薬です。

ストロカイン^＊1と同じオキセサゼインを含む市販薬として、同じくエーザイから販売されているサクロンQ^®などがあります。

オキセサゼインの効果

ストロカイン^＊1の成分オキセサゼインは、胃の粘膜を局所麻酔作用で麻痺させたり、胃酸の分泌をおさえたり、胃腸の過剰な運動を鎮めることで、胃腸の痛み、吐き気、胃部不快感や便意などを改善する効果があります。

ストロカイン^＊1と同じ成分の市販薬

サクロンQ^＊2

【第2類医薬品】サクロンQ 12錠

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サクロンQ^＊2は、オキセサゼインのみを配合した薬で、胃酸やアルコールなどが胃粘膜を刺激して起きる「ムカムカ・吐き気・胃痛」などに効果があります。

また、サクロンQ^＊2は服用後、胃の中ですばやく溶ける錠剤となっており、成分が胃粘膜に直接作用し、つらい症状を改善します。

サクロンQ^＊2を飲むタイミングは、食前・食後かかわらず、胃の痛みや吐き気を感じたときにいつでもお飲みいただけます。ただし、 服用を続ける場合は、4時間以上間隔をおいてください。

ストロカイン^＊1の処方薬と市販薬の違い

処方薬ストロカイン^＊1と、ストロカイン^＊1と同じ成分を含む市販薬サクロンQ^＊2は、使える症状やオキセサゼインの成分量などに違いがあります。

オキセサゼインの成分量が異なる理由については、ストロカイン^＊1は、医師が患者さんの年齢や症状に応じて用法・用量を決め処方しますが、サクロンQ^＊2は、自己判断で使える薬で、用法・用量があらかじめ決められているためです。

ストロカイン^＊1顆粒が販売中止となった理由は？

ストロカイン^＊1の剤形は、以前まで錠剤と顆粒の2種類ありましたが、顆粒については、2020年4月に需要低下を理由に販売中止となりました。

そのため、現在は、錠剤のみ販売されています。

サクロンQ^＊2の使用上の注意｜治らない場合は病院へ

サクロンQ^＊2を5～6回服用しても症状がよくならない場合や、他にも気になる症状がある場合には服用を中止し、添付文書をお持ちの上、医師・薬剤師または登録販売者にご相談ください。

他の薬との飲み合わせについて

サクロンQ^{＊2​​​​​}を服用している間は、効果が重なり、守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなるため次の薬は服用しないでください。

服用してはいけない方

次に当てはまる方は、サクロンQ^＊2を服用することができません。

※1ストロカインと※2サクロンQはエーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社の登録商標です。

監修薬剤師

ミナカラ薬局薬剤師

高橋 伊津美

【経歴】

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

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編集者

株式会社ミナカラライター

都筑 亜希

2016年より2年間タイを中心に約50の病院を擁する東南アジアの病院グループにて医療通訳他事業企画等の実務に従事。皆さまの暮らしに寄り添った健康づくりを応援していきます。

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