抗原検査キットはどこで買える?OTC化で通販(市販)でも購入可能に|新型コロナウイルス
抗原定性検査キットはどこで買える?OTC化で通販(市販)でも購入可能に|新型コロナウイルス
新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査キットがOTC化され、通販(市販)でも購入できるようになりました。ミナカラでも取り扱いを開始しています。
通販(市販)でも購入できるようになった抗原定性検査キットは、薬剤師からの情報提供が必要な第1類医薬品として販売されています。
なお、今回OTC化された抗原定性検査キットは、現在医療用として承認されているものが再び承認の手続きを経て、一般に購入できるようになったものです。
■OTC医薬品とは
OTC医薬品とは、薬局や薬店、ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品です。
OTC医薬品には、要指導医薬品と第1・2・3類医薬品の分類があり、要指導医薬品以外のOTC医薬品は、インターネットを含め、郵便等を通じ薬局や薬店、ドラッグストアなどから購入することができます。
抗原定性検査キットの選び方|医薬品と研究用の違い
新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査キットを購入する際は、研究用として販売されているものではなく、国が承認した医薬品の抗原定性検査キットを選んでください。
国が承認した医薬品の抗原定性検査キットには、「体外診断用医薬品」もしくは「第1類医薬品」と明記されています。
なお、研究用として販売されている抗原定性検査キットを選んではいけない理由は、以下のとおりです。
|
・国が承認した医薬品と違い、 研究用の抗原定性検査キットは性能等が確認されたものではない ・研究用の抗原定性検査キットは、新型コロナウイルス感染の有無を調べることを目的にしているものではない |
抗原検査(抗原定性検査・抗原定量検査)とPCR検査の違い
抗原検査(抗原定性検査・抗原定量検査)とPCR検査では、検査実施場所や検査結果・判定時間、信頼性などが異なります。
なお今回、通販(市販)で購入可能になったのは、抗原定性検査キットです。
| 検査実施場所 | 検査結果 判定時間 | 信頼性 | |
|---|---|---|---|
| 抗原定性 検査 | 検体採取場所(自宅等)で実施 | ・検査結果はその場で分かる ・約15〜30分 | ・PCR検査・抗原定量検査と比べて信頼性が低い ・検出には一定以上のウイルス量が必要 |
| 抗原定量 検査 | 検体を検査機関に搬送して実施 | ・検査結果は検査機関で分かる ・約30分+検査機関への搬送時間 | ・抗原定性検査と比べて信頼性が高い ・抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる |
| PCR 検査 | ・検査結果は検査機関で分かる ・数時間+検査機関への搬送時間 |
通販(市販)でも購入できる新型コロナウイルスの抗原定性検査キット|第1類医薬品
新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査キットを購入する際は、国が承認した医薬品の抗原定性検査キットを選んでください。
ミナカラでは、以下の医薬品の抗原定性検査キット(第1類医薬品)を取り扱っています。
一般用SARSコロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キット エスプライン SARS−CoV−2&Flu A+B(一般用)
| 内容物 |
|---|
| 2回用 検査キット 2回分 ・反応カセット 2個 ・検体処理液(スクイズチューブ)2個 ・滅菌綿棒 2本 ・滴下チップ 2個 |
一般用SARSコロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キット エスプライン SARS−CoV−2&Flu A+B(一般用)は、鼻腔ぬぐい液を用いて新型コロナウイルス抗原とA型・B型インフルエンザウイルス抗原を検出する定性検査キットです。自宅で検査でき、20分で判定結果がわかります。
体調が気になる場合などにセルフチェックとして使用してください。
※エスプライン SARS−CoV−2&Flu A+B(一般用)は、一般用医薬品として厚生労働省に承認されています。
厚生労働省|新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報
■ネット通販で第一類医薬品を購入する方法
一般用SARSコロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キット エスプライン SARS−CoV−2&Flu A+B(一般用)は第一類医薬品に該当します。ネット通販で第一類医薬品を購入する場合、通常は質問に答えた後、薬剤師から送られてくるメールを再度お客様が確認し、承諾をする作業が必要となりますが、ミナカラの場合は問診項目に答えるだけで第一類医薬品を購入することが可能です。

新型コロナウイルスの抗原定性検査キットとは?|使い方・結果(判定)の見方・注意点
新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査キットは、体調が気になる場合等のセルフチェックとして使用してください。
抗原定性検査キットの使い方|鼻の穴からの採取方法
新型コロナウイルス(COVID-19)の抗原定性検査キットは、鼻腔のぬぐい液または、唾液中の新型コロナウイルスの抗原を、検査キット上の新型コロナウイルスに対する抗体が結合することにより、キット上のラインとして確認するものです。
使用方法は、使用する抗原定性検査キットにより異なります。ここでは、一般用SARSコロナウイルス・インフルエンザウイルス抗原検査キット エスプライン SARS−CoV−2&Flu A+B(一般用)の使い方を紹介します。
■ステップ1:測定準備
使用前に検体処理液(スクイーズチューブ)を軽く1〜2回振って、トップシールに付着した検体処理液を落としてください。また検査を実施する前に、時計かタイマーを準備してください。
なお、エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B(一般用)を冷蔵庫などで保管していた場合は、反応カセット(アルミ袋のまま)及び検体処理液を20〜37℃に戻してから使用してください。
■ステップ2:検体採取(鼻腔ぬぐい液の自己採取)
キット付属の滅菌綿棒を鼻孔に2cm程度挿入し、5回程度回転させます。挿入した部位で5秒程度静置したのち、先端が他の部位に触れないように注意深く引き抜きます。
■ステップ3:試料調製
①検体処理液(スクイズチューブ)のトップシールを検体処理液の飛び散りが起こらないように、片方の手でスクイズチューブの首部を持ち、もう一方の手でシールをはがします。
②検体を採取した綿棒の綿球部分をすみやかにスクイズチューブ内の検体処理液に浸します。
③検体を採取した綿棒の綿球部分を指で挟み押さえながら10回程度綿棒を回転させて、綿球部分から採取検体を抽出します。
④スクイズチューブの首部より下で液面より上の部分を少し強めに押さえて、綿球部分から液体を絞り出しながら綿棒を取り出し、試料液を調製します。
⑤調製した試料液の入ったスクイズチューブに滴下チップ(ろ過フィルター入り)をしっかりとはめ込みます。
■ステップ5:試料滴下
①測定に使用する数の反応カセットのアルミ袋を開封し、反応カセットを取り出します。
②反応カセット判定部の赤いラインが「r」の文字の範囲内にあることを確認します。「r」の文字の範囲内に赤いラインがない反応カセットや、ラインが消失している反応カセットは使用しないでください。また、黄色の凸部がすでに押されている反応カセットは使用しないでください。
③スクイズチューブに取り付けた滴下チップを通して、試料液を反応カセットの紫色の検体滴下部へ確実に2滴(約20μL)滴下します。その際に、反応カセット蓋と滴下チップの先端を10mm以上離して検体滴下部の中央に滴下してください。
④試料液滴下後、試料液が検体滴下部に確実に染み込むことを確認してすみやかに反応カセットの凸部の頂点部分を上から押して反応を開始してください。この時、凸部が完全に押し込まれたことを確認してください。
⑤20〜37℃で20分間水平に静置し反応を行います。
抗原定性検査キットの結果(判定)の見方|陽性と陰性の違い
エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B(一般用)の結果の見方は以下のとおりです。詳しくは添付文書を確認してください。
| 結果 | 見方 |
| SARS-CoV-2陽性 | 青色のレファレンスライン(r)及び青色のSARS-CoV-2判定ライン(C)がいずれも認められた場合 |
| インフルエンザウイルス陽性 | 青色のレファレンスライン(r)及び青色のインフルエンザウイルス判定ライン(F)がいずれも認められた場合 |
| インフルエンザウイルス及びSARS-CoV-2両陽性 | 青色のレファレンスライン(r)、青色のインフルエンザウイルス判定ライン(F)及び青色のSARS-CoV-2判定ライン(C)がいずれも認められた場合 |
| 陰性 | 青色のレファレンスライン(r)のみが認められ、かつ青色のインフルエンザウイルス判定ライン(F)及び青色のSARS-CoV-2判定ライン(C)がいずれも認められなかった場合 |
| 判定不能(再検査) | 青色のレファレンスライン(r)が認められなかった場合、及び赤いラインが消失しなかった場合 |
抗原定性検査キット使用時の注意点|陽性時・陰性時の対応
抗原定性検査キットの検査がコロナ陽性になった場合は、一定期間外出を控えることが、国より推奨されています。
ただし、令和5年5月8日以降は、法律に基づく外出自粛は求められていません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられています。
また、自宅で療養する場合で、体調の悪化等があるときは、かかりつけ医や地域の医療機関に電話相談してください。病院内での感染を防ぐため、事前の連絡をせずに病院を直接受診することは控えてください。
※緊急の場合を除く
※令和6年9月末をもって、国の新型コロナウイルス感染症電話相談窓口及び新型コロナワクチンコールセンターは運営を終了しました。
なお、陰性の場合でも体調が気になる場合は、マスクを着用する、手洗いするなど、感染を予防するための対策をおこなってください。
外出を控えることが推奨されている期間
令和5年5月8日以降は、法律に基づく外出自粛は求められていません。外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられています。
発熱などの症状があり、検査結果が陽性の場合は、症状を発症した日を0日目として、5日間は外出することが推奨されています。
なお、5日目になっても症状が続いている場合は、発熱や喉の痛みなどの症状がなくなった後、24時間程度が経過するまでは外出を控えましょう。
無症状かつ検査結果が陽性の場合は、検体を採取した日を0日目として、5日間は外出を控えましょう。
病院の受診を推奨されている方
検査の結果、陽性になった方で、高齢者や妊婦、基礎疾患がある方など重症化のリスクが高い方や、症状が重い方は、かかりつけ医などの身近な医療機関に電話相談してください。
自宅で抗原定性検査キットを使用した際の破棄方法
使用した抗原定性検査キットや、検体採取に使用した綿棒などは、家庭ごみとして各自治体の破棄方法に従って破棄してください。
なお、使用後の抗原定性検査キット(綿棒、チューブ等含む)は、感染性を有するおそれがあります。
使用後の抗原定性検査キット(綿棒、チューブ等含む)を破棄するときはごみ袋に入れて、しっかりとしばり封をするようにしましょう。
また、使用後の抗原定性検査キット(綿棒、チューブ等含む)がごみ袋の外側にふれた場合や、袋が破れている場合には2重にごみ袋に入れるなど、使用後の抗原定性検査キット(綿棒、チューブ等含む)が散乱しないようにしてください。


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