歩きすぎると腰痛になるのはなぜ?原因や市販薬を紹介
歩きすぎると腰痛になるのはなぜ?
「沢山歩いたら腰が痛くなった…」という経験はありませんか?
沢山歩くことによって腰が痛くなるのは、歩きすぎによって腰に過度なストレス(重みや疲れなど)がかかってしまうからです。
歩きすぎによる腰痛があらわれた場合、我慢できないほど痛みが強い、安静にしていても痛みがおさまらないなど痛みの症状が重くなければ、市販薬を使用することで症状を緩和することができます。
なお、歩きすぎによる腰痛を防ぐためには、歩行時間や距離などに注意し、無理のない範囲でウォーキングをすることが大切です。
歩きすぎによる腰痛に効く市販薬の選び方
歩きすぎによる腰痛に効く市販薬には、湿布や塗り薬、飲み薬があります。それぞれ特徴が異なるため、ご自身の症状や状況に合わせて適切なものを選びましょう。
| 湿布 |
・飲み薬は胃への負担があるなどの理由で苦手な方に ・粘着力が強く剥がれにくいテープ剤と、粘着力が弱いが皮膚への刺激が弱いパップ剤がある ・患部に密着することで効果を発揮 |
|---|---|
| 塗り薬 |
・湿布は一人で貼りにくい、かぶれやすいなどの理由により苦手な方に ・持ち運びに便利で、細かい部分や広範囲に使える ・いろいろな剤形があり、好みに合わせて選べる |
| 飲み薬 |
・湿布や塗り薬が苦手な方に ・とにかく痛みが強く、なんとかしたい方に ・飲むだけで済むため、人目を気にせず使える |
湿布
腰痛に効く湿布には、消炎鎮痛成分であるNSAIDsや、NSAIDs以外の消炎鎮痛成分であるサリチル酸グリコールやサリチル酸メチルが配合されたものがあります。
消炎鎮痛成分の強さの感じ方には個人差がありますが、効果の目安としてサリチル酸グリコールとサリチル酸メチルは、NSAIDsに比べて鎮痛効果が比較的穏やかです。
この記事では、NSAIDsが配合された湿布を紹介しています。
■テープ剤とパップ剤の違い
湿布には、テープ剤とパップ剤があります。
テープ剤には、粘着力が強く剥がれにくい、目立ちにくいという特徴があります。パップ剤には、皮膚への刺激が弱いという特徴がありますが、テープ剤に比べて、粘着力が弱く剥がれやすいという特徴があります。
塗り薬
腰痛に効く塗り薬には、消炎鎮痛成分であるNSAIDsや、NSAIDs以外の消炎鎮痛成分であるサリチル酸グリコールやサリチル酸メチルが配合されたものがあります。
この記事では、NSAIDsが配合された塗り薬を紹介しています。
■剤形の違い
塗り薬には、チックやゲル、液剤・ローション、クリームの剤形があります。それぞれ特徴が異なるため、ご自身の症状や状況に合わせて適切なものを選びましょう。
| チック |
・塗り薬を固形状にしたタイプ ・しっかりした塗り心地を好む方に ・手指を汚すことなく、直接患部に塗れる |
|---|---|
| ゲル |
・乾きが早く、べたつきが少ない ・塗り込む必要がない |
| 液剤 ローション |
・広い範囲にも楽に塗れる ・さらっとした塗り心地を好む方に ・手指を汚さず、直接患部に塗れる |
| クリーム |
・なめらかに伸びるため、広範囲に塗れる ・患部をマッサージしながら塗り込みたい時に |
飲み薬
腰痛に効く飲み薬には、解熱鎮痛成分であるNSAIDsが配合されたものや、アセトアミノフェンが配合されたものがあります。
NSAIDsは、シクロオキシゲナーゼという酵素の働きを阻害する薬で、痛みや炎症の元となるプロスタグランジンの生成を抑えることにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用をあらわします。
アセトアミノフェンには、痛みを抑制する信号を活性化させることで痛みを緩和する働きや、体温を調節する中枢神経に作用して熱を下げる働きがあります。
■NSAIDsとアセトアミノフェンの解熱鎮痛効果の違い
NSAIDsとアセトアミノフェンでは、NSAIDsのほうが解熱鎮痛効果が高いとされています。ただし、アセトアミノフェンには、NSAIDsの特徴のひとつである胃腸障害が起こりにくいという特徴があります。
| NSAIDs |
・アセトアミノフェンに比べて解熱鎮痛効果が強い ・アセトアミノフェンに比べて胃への副作用が出やすい |
|---|---|
| アセトアミノフェン |
・NSAIDsに比べて解熱鎮痛効果がおだやか ・NSAIDsに比べて胃への副作用が出にくい |
歩きすぎによる腰痛に効く湿布
ロキエフェクトLXテープα
消炎鎮痛効果をもつロキソプロフェンナトリウム水和物が配合されたテープ剤です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
ロキソプロフェンナトリウム水和物の他にも、鎮痛補助成分であるl-メントールと、血行促進成分であるトコフェロール酢酸エステルが配合されています。
1日1回で24時間持続。エコ包装でリーズナブルな価格を実現しています。
ロキエフェクトLXテープα大判
消炎鎮痛効果をもつロキソプロフェンナトリウム水和物が配合されたテープ剤です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
ロキソプロフェンナトリウム水和物の他にも、鎮痛補助成分であるl-メントールと、血行促進成分であるトコフェロール酢酸エステルが配合されています。
広範囲をおおえる大判タイプです。
1日1回で24時間持続。エコ包装でリーズナブルな価格を実現しています。
フェイタスZaジクサス大判
消炎鎮痛効果をもつジクロフェナクナトリウムが配合されたテープ剤です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。広い範囲をおおえる大判タイプです。
1日1回、貼るだけで済むため、仕事中などに貼り替える必要がありません。
バンテリンコーワパットEX超大判
消炎鎮痛効果をもつインドメタシンが配合されたテープ剤です。
腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。広い範囲をおおえる超大判タイプです。
バンテリンコーワパップS
消炎鎮痛効果をもつインドメタシンが配合されたパップ剤です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
パップ剤には、皮膚への刺激が弱い、患部を冷やす効果があるという特徴があります。
歩きすぎによる腰痛に効く塗り薬
バンテリンコーワ液α
消炎鎮痛効果をもつインドメタシンが配合された液剤タイプの塗り薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
傾斜容器を採用しているため、さまざまな部位に使いやすいです。
アンメルツゴールドEXNEO
消炎鎮痛効果をもつジクロフェナクナトリウムが配合された液剤タイプの塗り薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。さらっとした塗り心地が特徴です。
無臭性のためニオイが気になる方に適しています。
バンテリンコーワクリームα
消炎鎮痛効果をもつインドメタシンが配合されたクリームタイプの塗り薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
患部をマッサージしながら塗り込みたい時に適しています。
ボルタレンACゲル
消炎鎮痛効果をもつジクロフェナクナトリウムが配合されたゲルタイプの塗り薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などに効果をあらわします。
乾きが早く、べたつきが少ないのが特徴です。
歩きすぎによる腰痛に効く飲み薬
ラックル
解熱鎮痛効果をもつアセトアミノフェンのみが配合された飲み薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などへの鎮痛効果や、解熱効果があります。
速溶錠のため、カリカリとかみくだくか、軽く口のなかで溶かしてから、水と一緒に服用してください。
ロキソニンS
解熱鎮痛効果をもつロキソプロフェンナトリウム水和物のみが配合された飲み薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などへの鎮痛効果や、解熱効果があります。
ルミフェン
解熱鎮痛効果をもつアルミノプロフェンのみが配合された飲み薬です。腰痛や筋肉痛、関節痛などへの鎮痛効果や、解熱効果があります。

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

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