強ミヤリサンの効果とは?服用時の注意点も紹介
強ミヤリサン錠は、ミヤリサン製薬が販売する酪酸菌(宮入菌)を主成分とした整腸薬です。主成分の宮入菌は生きたまま腸に届き、腸を正常に近づけていきます。宮入菌が配合されている整腸剤には、5歳から服用できる強ミヤリサンの他に生後3か月から服用できる主に乳幼児向けの製品もあります。
宮入菌が配合されている医薬品は、便秘・軟便などお通じのお悩みに幅広く対応できますが、服用のタイミングや飲み合わせに注意が必要です。この記事では、ミヤリサンの整腸剤としての効果や服用時の注意点を解説します。
強ミヤリサンの効果とは?
強ミヤリサン錠は、宮入菌という酪酸菌の一種を主成分とした整腸剤で、ミヤリサン製薬株式会社から販売されています。宮入菌の特徴は、芽胞という耐久性のある細胞構造を形成しているので、生きたまま腸まで届くということです。
宮入菌は腸内で育ち、酪酸や酢酸という有機酸やビタミンB群を産生します。これらによってビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が生育しやすくするとともに、腐敗や異常発酵の原因である悪玉菌の増殖を抑制して、腸の働きを正常にします。
腸内環境が整うことで軟便や便秘、腹部膨満感などのお腹の症状に効果が発揮されます。
また、宮入菌が産生する酪酸をはじめとした短鎖脂肪酸は、腸管上皮細胞のエネルギー源として利用されている他、腸内の環境を安定に維持しているといわれています。
強ミヤリサン錠は、5歳から服用が可能な薬です。また、姉妹品として、生後3か月以上の乳幼児から服用できる新ミヤリサンアイジ整腸薬も発売されています。
新ミヤリサンアイジ整腸薬には、宮入菌の他にビタミンB2とB6が配合されています。宮入菌が生きたまま腸まで届き、整腸作用を発揮する働きは、強ミヤリサン錠と同じです。
ミヤリサンの服用時における注意点
ミヤリサン(強ミヤリサン錠、新ミヤリサンアイジ整腸薬)を服用するときに、気をつけたいことをまとめました。
原則として食後に服用する
ミヤリサンは、原則として食後に服用します。ミヤリサンの主成分である宮入菌は、生存や増殖に適さない環境では強度のある芽胞を形成し、胃酸や熱、抗生物質などに対して抵抗性を持ちます。しかし、胃酸の影響をできるだけ避けるためにも、胃酸の濃度が比較的薄い食後の服用が指示されています。
飲み合わせを確認する
ミヤリサンには飲み合わせの悪い薬剤などは特にありません。しかし、現在医師からの治療を受けている方は、治療へ影響があるといけないため、ミヤリサンを服用する前に医師や薬剤師、登録販売者に相談してください。
1か月程継続しても改善しない場合は医療機関を受診する
腸内環境の状況によっては、お通じに関する症状がすぐには改善しないこともありますので、1か月くらいは服用を継続してみましょう。
1か月続けても症状が改善しないようであれば、ミヤリサンが合っていない、もしくは別の病気が原因で、お腹の症状が出ているのかもしれません。ミヤリサンの添付文書を持参のうえで医療機関を受診することをおすすめします。
自己判断での治療で症状を悪化させてしまう前に、医師の診察を受けるようにしましょう。
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