インフルエンザの予防対策|予防接種のタイミングや感染疑いがある場合の対処法も解説
大切な受験を控えている方や、どうしても休めない仕事がある方にとって、インフルエンザは脅威となる存在といえるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インフルエンザの予防方法や予防接種のタイミング、感染疑いがある場合の対処法を解説します。
学業や仕事に支障をきたす事態を防ぎたいと考えている方に役立つ内容になっています。ぜひ参考にしてみてください。
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インフルエンザとは?普通の風邪との違い
インフルエンザと普通の風邪では、原因となるウイルスや症状が異なります。
インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染によって発症しますが、普通の風邪はさまざまなウイルスが原因でおこります。
また、インフルエンザの場合は、38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が比較的急速に出現します。全身症状に続いて、普通の風邪の症状があらわれるのも特徴の一つです。
一方で、普通の風邪の場合は、のどの痛みや鼻水、咳などの症状があらわれます。インフルエンザに比べて、重症化するケースがあまりありません。
| インフルエンザ | 普通の風邪 | |
|---|---|---|
| 症状 | ・38度以上の発熱 ・頭痛や関節痛、筋肉痛などの全身症状 ・のどの痛みや鼻水、くしゃみなどの局所症状 ・発症が比較的急速におこる など | ・発熱(37度台前後) ・のどの痛みや鼻水、くしゃみなどの局所症状 ・発症が比較的ゆっくりおこる など |
幼児や高齢者はとくに注意が必要
普通の風邪と違い、インフルエンザの場合は、肺炎や脳症などを併発して重症化してしまうケースがあります。
とくに、以下に該当する方は重症化しやすいため、注意が必要です。
| ・幼児 ・高齢者 ・妊娠中の女性 ・持病のある人(喘息のある人、慢性呼吸器疾患(COPD)がある人、慢性心疾患がある人、糖尿病など代謝性疾患がある人など) |
インフルエンザの流行時期
大切な受験を控えている方やその家族にとって、インフルエンザへの感染は避けたいものではないでしょうか。
季節性インフルエンザは、例年12月〜3月が流行時期となり、受験シーズンと重なります。万全な体制で受験に望むためにも、しっかりとした予防対策が大切となります。
なお、インフルエンザの発生状況は、国立感染症研究所の「インフルエンザ流行レベルマップ」からも確認できます。
適宜、情報収集をおこない、インフルエンザ対策をおこなっていきましょう。
季節性インフルエンザと新型インフルエンザの違い
ヒトに感染するインフルエンザウイルスは、抗原性の違いによって3つの型(A型・B型・C型)に分類されています。どの型のインフルエンザウイルスが流行するかは、その年によって異なります。
冬場に多くみられる季節性インフルエンザは主にA型とB型です。感染力が強く、日本では毎年約1000万人(約10人に1人)が感染しています。
一方で、季節性インフルエンザとは別に突発的に大きな変異をおこしたインフルエンザウイルスを新型インフルエンザといいます。季節性インフルエンザと違い、多くの人が免疫を獲得できていないため、感染が急速に広がり、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
なお、新型インフルエンザがいつあらわれるかは、誰にも予測できません。
インフルエンザの予防対策
生活習慣の見直しをおこなったり、予防接種を受けたりするのがインフルエンザを予防するための有効な手段となります。
生活習慣の見直しをおこなう
生活習慣の見直しでは、こまめな手洗いをおこなったり、適切な湿度を保ったりすることを心がけましょう。
|こまめな手洗いをおこなう
電車やバスのつり革、ドアノブなどウイルスが付着しているモノに触れた状態で、手や口に触れるとインフルエンザに感染してしまうおそれがあります。
感染を防ぐためにも、こまめな手洗いをおこない、手指についたウイルスを除去しましょう。アルコールを含んだ消毒液で手指を消毒するのも、感染対策に効果的です。
|適切な湿度を保つ
乾燥しやすい冬の時期は、加湿器を使用して、適切な湿度(50〜60%)を保つようにしましょう。
空気が乾燥すると、気道粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌を除去するための機能が低下するため、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
|十分な睡眠とバランスのとれた食事をとる
インフルエンザへの感染を防ぐためには、免疫力を上げることが大切です。十分な睡眠をとったり、バランスのとれた食事を摂取したりするなどして、体の抵抗力を高める生活習慣をつくりましょう。
不要な外出を控える
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染している人のくしゃみや咳、つばなどの飛沫(小さな水滴)からも感染するおそれがあります。そのため、インフルエンザが流行している時期は、ショッピングセンターや繁華街など人混みが多い場所への不要な外出は控えたほうがよいでしょう。
予防接種を受ける
インフルエンザを予防する手段として、予防接種を受けるのも効果的です。
日本では、例年12月〜4月頃にインフルエンザが流行し、1月末〜3月上旬に流行のピークを迎えます。そのため、12月下旬までに予防接種を受けておくことが望ましいと考えられます。
予防接種には、皮下注射でおこなう方法と、点鼻でおこなう方法があります。
|皮下注射による予防接種
皮下注射による予防接種は、13歳以上では原則1回、13歳未満では2回の接種をおこないます。
皮下注射による予防接種では、不活化ワクチン(死んでいるウイルス)を使用するため、感染のリスクがありません。ただし、皮膚に細い針を刺す必要があるため、痛みをともないます。
|点鼻による予防接種
点鼻による予防接種は、2024年10月からはじまりました。対象となるのは2歳以上19歳未満の方のみで、1回の接種をおこないます。
点鼻による予防接種では、弱毒化生ワクチン(弱ったウイルス)を使用するため、不活化ワクチンよりも効果が長く続きます。また、皮膚に針を刺す必要がないため、痛みがともないません。
一方で、弱毒化ワクチンを使用しているため、風邪のような副反応がでる場合や、周囲に免疫力が低下した人がいるとその方にインフルエンザウイルスの感染を広げてしまうリスクがあります。
抗インフルエンザウイルス薬の予防投与をおこなう
インフルエンザ予防の手段として、抗インフルエンザウイルス薬の予防投与をおこなう方法もあります。
ただし、抗インフルエンザウイルス薬を予防目的で使用する場合は、インフルエンザに感染している人と接触した後、48時間以内に薬を服用する必要があります。また、予防接種と異なり、感染を予防する期間が短いという特徴があります。
抗インフルエンザウイルス薬の予防投与は、診察代・薬代ともに保険適応外(自費)です。費用については、医療機関や処方される薬によって異なりますが、1〜2万円ほどとなることが多いようです。
|タミフル
有効成分オセルタミビルが配合された抗インフルエンザウイルス薬(内服薬)です。
| 予防目的の用法用量 |
|---|
| ・成人:1日1回1カプセル(75mg)を7〜10日間服用 ・小児(体重37.5kg以上):1日1回1カプセル(75mg)を10日間服用 ・幼小児:ドライシロップを1日1回2mg/kgを10日間服用 |
|ゾフルーザ
有効成分バロキサビルが配合された抗インフルエンザウイルス薬(内服薬)です。
| 予防目的の用法用量 |
|---|
| ・成人および12歳以上の小児(体重80kg以上):20㎎錠4錠または顆粒8包(80㎎)を単回服用 ・成人および12歳以上の小児(体重80kg未満):20㎎錠2錠または顆粒4包(40㎎)を単回服用 ・12歳未満の小児(体重40kg以上):20㎎錠2錠または顆粒4包(40㎎)を単回服用 ・12歳未満の小児(体重20kg以上40kg未満):20㎎錠1錠または顆粒2包(20㎎)を単回服用 |
|イナビル
有効成分ラニナミビルが配合された抗インフルエンザウイルス薬(吸入薬)です。
| 予防目的の用法用量 |
|---|
| ・成人および10歳以上の小児:2キット(40㎎)を単回吸入もしくは1日1回1キット(20㎎)を2日間吸入 ・10歳未満の小児:1キット(20㎎)を単回吸入 |
|副作用について
抗インフルエンザウイルス薬の副作用については、以下のような症状が報告されています(いずれも1%ほど)。
| ・タミフル:下痢、腹痛、嘔吐 ・ゾフルーザ:下痢、悪心 ・イナビル:下痢 |
上記のほかにも非常に稀ではありますが、重篤な副作用が起こることがあります。体調で気になることがあれば早めに医師に相談してください。
■タミフルの異常行動について
タミフルは一時期、異常行動を引き起こすとされ注意喚起されていました。しかし、異常行動はインフルエンザによる脳炎・脳症の症状でもあり、タミフルを使用しない場合でも同じような症状がみられると分かりました。そのため、インフルエンザを発症していない方への予防投与で異常行動が起こる可能性は極めて少ないと考えられます。
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■対面診療をおこなっていただくケース
以下の場合は、オンラインではなく、対面診療をおこなってもらう必要があります。
| ・すでにインフルエンザと疑われる症状があらわれている場合 ・薬が手元に届くまでに、インフルエンザ患者との接触から48時間以上を超える場合 ・オンライン処方できるインフルエンザ予防薬の対象年齢外の場合 |
インフルエンザの感染疑いがある場合の対処法
インフルエンザの感染疑いがある場合は、早めに病院を受診したり、自宅療養をおこなったりして、症状の悪化を防ぐことが大切です。
検査キットの使用
インフルエンザへの感染疑いがある場合で、病院に行く前にインフルエンザかどうか調べたい場合は、自宅で検査ができる「検査キット」の使用を検討するとよいでしょう。
検査キットを選ぶ時は、研究用として販売されているものではなく、国の承認を受けた検査キットを選んでください。国の承認を受けた検査キットには「体外診断用医薬品」もしくは「第1類医薬品」と明記されています。
研究用として販売されている検査キットは、体外診断用医薬品として薬機法に基づく国の承認を受けておらず、性能等が確認されたものではありません。
ミナカラでは、以下の医薬品の抗原定性検査キット(第1類医薬品)を取り扱っています。
■エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B(一般用)|第1類医薬品
エスプライン SARS-CoV-2&Flu A+B(一般用)は、鼻腔ぬぐい液を用いて新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原を同時に検査するキットです。自宅で検査でき、約20分で判定結果がわかります。
■アンスペクトコーワW
アンスペクトコーワWは、新型コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原を同時に検査できる鼻腔タイプのコンボキットです。
検体をテストカセットに滴下してから 15 分で結果を確認できます。
■KBM ラインチェック nCoV/Flu
KBM ラインチェック nCoV/Fluは、新型コロナウイルス抗原及びインフルエンザウイルス抗原を同時に検査するキットです。
15分で結果を確認できます。
自宅療養
インフルエンザに感染した場合は、安静にして十分な睡眠をとることが大切です。療養するときは、体を冷やさないように、保温を心がけましょう。
インフルエンザでは、高熱による発汗で体内の水分が失われるため、こまめな水分補給が欠かせません。また、消化が良く栄養価の高いものを摂取し、抵抗力を高めるのも、インフルエンザ対策に有効な手段です。
|インフルエンザへの市販の解熱鎮痛剤の使用について
すぐに受診できない場合、インフルエンザによる発熱に一時的に市販の解熱鎮痛剤を使用することができます。
ただし、インフルエンザの疑いがある場合は、年代に関わらず、アスピリンやイブプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が含まれた市販薬を、自己判断で使用することは避けましょう。
因果関係がはっきりとしていないことが多いですが、特に小児においては、インフルエンザの際にNSAIDsを使用すると、インフルエンザ脳症のリスクが高まるという報告もあります。
インフルエンザの疑いがある場合は、アセトアミノフェンが含まれた市販の解熱鎮痛剤を使用しましょう。ここでは、アセトアミノフェンが配合された市販の解熱鎮痛剤を紹介します。
■タイレノールA
タイレノールAは、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した錠剤タイプの解熱鎮痛剤です。15歳から服用できます。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■カロナールA
カロナールAは、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した解熱鎮痛剤です。15歳から服用できます。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■ラックル
ラックルは、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した速溶錠タイプの解熱鎮痛剤です。15歳から服用できます。
カリカリとかみくだくか、軽く口の中で溶かしてから、水と一緒に服用します。パッケージには腰痛・神経痛という表記が目立ちますが、のどの痛みや熱などにも効果をあらわします。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■ノーシンアセトアミノフェン錠
ノーシンアセトアミノフェン錠は、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した解熱鎮痛剤です。7歳から服用できます。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■バファリンルナJ
バファリンルナJは、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した、苦くないフルーツ味の解熱鎮痛剤です。7歳から服用できます。
チュアブルタイプで水なしで飲めるという特徴があります。錠剤を飲み込むのが苦手なお子さんにおすすめです。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■小児用バファリンチュアブル
小児用バファリンチュアブルは、有効成分にアセトアミノフェンのみを配合した、オレンジ味の解熱鎮痛剤です。3歳~14歳の方が服用できます。
チュアブルタイプで水なしで飲めるという特徴があります。錠剤が苦手なお子さんにおすすめです。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■ムヒのこども解熱鎮痛顆粒
ムヒのこども解熱鎮痛顆粒は、アセトアミノフェンとアスコルビン酸(ビタミンC)、グリシンが配合された解熱鎮痛剤です。顆粒タイプ(イチゴ味)のため、錠剤が苦手なお子さんにおすすめです。1歳~10歳の方が服用できます。
アセトアミノフェンがのどの痛みや熱などに効果をあらわします。また、アスコルビン酸(ビタミンC)が発熱時に消耗するビタミンCの補給を、グリシンが解熱鎮痛成分による胃への負担をやわらげます。
ムヒのこども解熱鎮痛顆粒は、1歳から服用できますが、2歳未満のお子さんは医師の診療を受けさせることを優先し、やむをえない場合にのみ服用させてください。
なお、5〜6回服用しても症状がよくならない場合は、市販薬の服用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
■こどもパブロン坐薬
こどもパブロン坐薬は、坐薬タイプの一時的な解熱鎮痛剤です。1歳から12歳の方が使用できます。胃を痛めにくく、早く作用して、熱を下げます。
なお、1回使用したあとに再び発熱した場合は、市販薬の使用をやめ、病院を受診するようにしましょう。
|病院を受診するタイミング
インフルエンザの疑いがあるときは、早めに病院を受診しましょう。
とくに、高齢者やお子さん、妊娠中の方、持病のある方、重症化の傾向がみられる方は、重症化のリスクがあるため、すぐに病院を受診してください。
また、抗インフルエンザ薬は症状発現後、可能な限り速やかに開始することが望ましいとされています(症状発現から48時間以内を目安に服用することが基本)。そのため、重症化リスクがない方でも、高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ、なるべく早めに病院を受診するとよいでしょう。
■重症化の目安
| ・けいれんしたり呼びかけにこたえない ・呼吸困難、または息切れがある ・胸の痛みが続いている ・顔色が悪い(青白) ・嘔吐や下痢が続いている ・症状が長引いて悪化してきた など |
他者への感染防止
インフルエンザの主な感染経路は、インフルエンザウイルスに感染している人のくしゃみや咳、つばなどの飛沫(小さな水滴)から感染する飛沫感染です。
とくに、熱が下がっていない状態やくしゃみや鼻水が止まらないなど、症状がピークのときはウイルスの感染力もピークの状態です。周囲の人への感染を防ぐためにも、インフルエンザを発症しているときは、不要な外出を控えるようにしましょう。
一方で、症状が無くなっても体内にウイルスが残っているおそれもあります。症状がおさまった後もしばらくはマスクを着用して配慮しましょう。
■超立体マスク スタンダード かぜ・花粉用 大きめサイズ
超立体マスク スタンダード かぜ・花粉用 大きめサイズは、ウイルス飛沫カットフィルタを採用している大きめサイズのマスクです。0.1μm~1.0μmまで小さな微粒子や、ウイルス飛沫をしっかりブロックします。
■医療用デイリーフィットマスク ナノエアーフィルタープラス ふつうサイズ SPN-DN130L
医療用デイリーフィットマスク ナノエアーフィルタープラス ふつうサイズ SPN-DN130Lは、ナノファイバー加工の中間層を採用した3層構造のふつうサイズのマスクです。通気性を保ちながらウイルス飛沫の侵入を防ぎます。
■フィッティ 7DAYSマスク EX プラス エコノミーパックケース付 ホワイト キッズ
フィッティ 7DAYSマスク EX プラス エコノミーパックケース付 ホワイト キッズは、不織布の3層構造の子ども向けのマスクです。花粉やほこりをしっかりとカットします。
|外出を控える期間
外出を控える期間は、学校と会社勤めの場合で異なります。
■学校の場合
2024年10月現在、インフルエンザ発症後の登校可能な日は、学校保健安全法により発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過してからとされています(発熱した翌日を1日目とする)。
学校保健安全法が適用されるのは小学校・中学校・高等学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校・大学・高等専門学校です。
■会社勤めの場合
会社勤めの方がインフルエンザに感染した場合、会社によって出勤の規則が異なります。会社勤めの方に対するインフルエンザの法律はなく、出勤停止などの共通の決まりもありません。
多くの会社の場合は、学生に適用される学校保健安全法に基づき「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」を出勤停止に定めています。
ただし、会社によってはインフルエンザに対する対応が決められていなかったり、熱が下がって仕事ができる状態なら出勤するなどといった会社独自のルールがある場合もあります。


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