まだまだ続く花粉症。意外と知らない、薬の飲み合わせについて。
「花粉症」まだまだ続きます…最新情報はこちら
なんとも悲しいお知らせですが、スギ花粉、次にヒノキ花粉…と、2025年の花粉シーズンはまだしばらく続きます…! 日本気象協会が発表している花粉の最新情報をお伝えします。(2025年2月20日時点)
九州や関東の一部では、例年よりかなり早く1月下旬に飛散開始となりました。しかし、その後に襲来した寒波の影響で、ほかの地域では例年並みか遅めの飛散開始となりそうです。
スギ花粉は2月から急激に飛散量が増え、多くの地域で3月上旬にピークを迎えます。
2024年夏が猛暑となり、九州から北海道にかけて「高温・多照」という花芽の形成をうながす好条件がそろったため、飛散量は広い範囲で例年より多くなりそうです。特に、四国と近畿では、例年の2倍以上となるところもあります。
風が強く吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなります。しっかりと花粉症対策をおこないましょう。
それぞれの地域の花粉飛散のピークと飛散量の予想は次のとおりです。メモのご準備を!
| 地方 | スギ | ヒノキ | 飛散量(例年比) |
|---|---|---|---|
| 北海道 | ー | ー | やや多い |
| 東北 | 3月上旬~3月下旬 | ピークなし | やや少ない~例年並み |
| 関東甲信 | 3月上旬~3月下旬 | 3月下旬~4月上旬 | やや多い |
| 北陸 | 3月上旬~3月中旬 | 4月上旬 | やや多い |
| 東海 | 3月上旬~3月中旬 | 3月下旬~4月上旬 | 多い |
| 近畿 | 3月上旬~3月中旬 | 3月下旬~4月上旬 | 多い~非常に多い |
| 中国 | 3月上旬 | 3月下旬~4月上旬 | 多い |
| 四国 | 3月上旬~3月中旬 | 3月下旬~4月上旬 | 非常に多い |
| 九州 | 2月下旬~3月上旬 | 3月下旬~4月上旬 | 多い |
※花粉飛散量は九州から東北はスギ・ヒノキ、北海道はシラカバ花粉の飛散量
「花粉症」の薬、飲み合わせについて解説します
花粉症に使用される薬の中で多く使用されるのが、抗ヒスタミン薬とよばれる薬です。
抗ヒスタミン薬を服用するときは、他の薬との飲み合わせに注意しましょう。効果が強くなりすぎてしまったり、副作用があらわれるおそれがあります。
ここでは、市販薬の第二世代抗ヒスタミン薬である【フェキソフェナジン、エピナスチン、ロラタジン、エバスチン】を中心に解説します。
ただし、薬によって一緒に服用できない薬はやや異なります。実際に併用する場合は、それぞれの薬の説明書をよく確認してください。併用してもよいかわからない場合は、薬剤師にご相談ください。
また、同じ成分であっても市販薬と処方薬の場合、服用できない薬が異なることがあります。花粉症の薬を病院から処方してもらっている方は併用しても問題ないか、医師や薬剤師にご相談ください。
一緒に飲んではいけない薬とは?
次の薬は、市販の花粉症薬と併用できません。副作用があらわれるおそれがあります。
・他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用内服薬含む)
・抗ヒスタミン薬を含む内服薬等(風邪薬、鎮咳去痰薬、乗り物酔い薬、催眠鎮静薬等)
また、次の薬は花粉症薬の種類によっては併用できません。副作用があらわれたり、薬の効果が弱まるおそれがあります。
・制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)
・シメチジン(胃酸分泌を抑える)
・エリスロマイシン(抗生物質)
・アパルタミド(前立腺がん治療剤)
痛み止め(解熱鎮痛薬)
一般的に、市販の花粉症薬とロキソプロフェンなどの痛み止めの飲み合わせは問題ありません。
ただし、フェキソフェナジンの場合、痛み止め成分のほかに制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)が含まれているものは避けてください。フェキソフェナジンの効果を弱めるおそれがあります。
また、鎮痛作用をサポートする目的で鎮静成分(アリルイソプロピルアセチル尿素など)が含まれているものは、眠気が出やすくなるおそれがあるため注意しましょう。
花粉症の市販薬と痛み止めを併用する場合は、痛み止め成分のみが配合されたシンプルなものを選ぶのがよいでしょう。
風邪薬
風邪薬のうち、抗ヒスタミン成分が配合された風邪薬との併用は避けてください。眠気などの副作用がでやすくなるおそれがあります。
一般的には、抗ヒスタミン成分が含まれていない風邪薬や、葛根湯など漢方との飲み合わせは問題ありません。
ピル
一般的に、市販の花粉症薬とピルの飲み合わせは問題ありません。
「花粉症」の薬。再度見直してみては?
毎年花粉症に悩まされている方は、
「自分にはコレが効く!」と思える薬が決まっている方も多いでしょう。
しかし、その年によって飛散する花粉量が増えたり、いつもと違う症状があらわれることもあります。
また、花粉症に効く新しい薬も発売されています。これまで使っていた薬よりも、自分の症状や体質、ライフスタイルに合ったものが見つかるかもしれません。
いつもの年よりも症状が強く出たり、新たな症状が出る場合のほか、別の薬を試してみたい場合は、専門医に相談することをおすすめします。
「花粉症」の相談はオンライン診療で
もし、毎年使っている花粉症の薬があって、もっと手軽に薬をもらいたいという方には、待ち時間要らずで受診できるオンライン診療がおすすめです。
例えば、このようなお悩みはありませんか?
・家や会社の近くに病院がないので、通院に時間がかかる
・花粉症の季節に病院に行くと混んでいて、待ち時間が長くなる
・いつも行っている病院は予約ができず不便
・病院の診察が終わっても、薬局で待たされる
自宅ですきま時間に受けられるオンライン診療なら、これらの問題を解消できます。「待ち時間なしで医師の診察を受けて、薬を処方してもらいたい」という方におすすめです。
また、今あらわれている症状を専門医に伝えることで、より自分に合った薬を提案してもらえる可能性もあります。
ミナカラオンライン診療はスマホ1台で完結するので、手軽に専門医の診察を受けることができます。
【オンライン診療の流れ】
1 診療科目を選択し予約する
2 医師による診察、薬剤師による服薬指導をビデオ通話で受ける
3 提携薬局から自宅に薬が届く
毎年つらい花粉症に悩まされている方は、待ち時間のストレスがないオンライン診療を活用するのも一つの方法です。
花粉症の治療は早めに始めるほど、治療効果が高くなります。症状がひどくなる前、症状が出始める前に受診しましょう。
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