身近な「喘息」、実は詳しく知らない?!基礎からしっかり学び理解を深めよう!
「喘息」の症状は咳だけではありません
喘息というと「咳が止まらない病気」と考える方が多いと思いますが、咳は喘息の一症状に過ぎません。喘息とは、空気の通り道である気道に炎症が起こることで、わずかな刺激でも気道が過敏に反応してしまう病気です。
喘息の主な症状は、
●息苦しくなったり、咳が出て止まらなくなる(喘息発作)
●ゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音がする(喘鳴)
●走ったり運動すると息苦しくなる
●冷気、煙などの刺激で息苦しくなる
●喘息症状で夜間に目が覚める
●たんがからむ など
喘息発作は、夜間や早朝に起こりやすいのが⼤きな特徴です。そのほかにも、季節の変わり目など寒暖差が激しいときや天気が良くない日、疲れている時や風邪をひいている時にも症状が強く出やすい傾向にあります。
大人になって初めて「喘息」になることもあります
喘息は子どもの病気というイメージが強いのですが、日本では子どもの5~7%、大人の3~5%が喘息患者です。
子どもの頃に喘息だった人が、一度症状が落ち着いたものの、20~30代になって再発するケースもあります。また、大人の喘息患者の60~80%は、大人になってから初めて発症しています。
成人喘息の特徴は次のとおりです。
●アレルゲンを特定できない非アトピー型喘息が多い
●大人(特に中年以降)になって初めて発症するパターンが多い
●なかなかよくならず長くつきあう人が多い
風邪やインフルエンザなど感染症による咳の多くは2~3週間で治まります。それよりも長く咳が続く場合は、喘息やそのほかの病気が潜んでいる可能性があります。
「もしかして、喘息かも?」と感じる長引く咳がある場合は、まずは内科や呼吸器科など専門医の診察を受けましょう。
「喘息」にどうしてなるの?
喘息はアレルギー疾患の一つです。ここでは、①そもそも喘息とは?喘息が発症するメカニズム、②喘息を発症・悪化させる要因の2つについて詳しく解説します。
①喘息は、アレルギー性疾患の一つ
喘息はアレルギーなどが原因となって、気道に慢性的な炎症が起こる病気です。喘息では、主にダニやハウスダストなどがアレルゲンとなるケースが多いです。アレルゲンが体内に入るとアレルギー反応を起こして、気道の内側がむくむことで気道が狭くなり(気道狭窄)、空気が通りづらくなります。その結果、呼吸がしづらくなったり、咳が止まらなくなってしまいます。
②喘息を発症・悪化させる要因
喘息はアレルギー性疾患ですが、発症や悪化にはアレルゲン以外の因子も複雑に組み合わさっているといわれています。
●遺伝
●喫煙
●呼吸器感染症(風邪やインフルエンザなど)
●アレルゲン
●メタボリックシンドローム、肥満
●気象の変化(季節、台風など)
●煙、大気汚染
●ストレス
●アルコール
●ほかの病気の治療薬 など
喘息の方の気道は、炎症によってとても敏感になっています。まずは自分の喘息を悪化させる要因は何かを把握することが大切です。
「喘息」の薬、続けることが大事です!
喘息は慢性的な気道の炎症が原因となって、さまざまな症状があらわれます。そのため、普段から長期管理薬(コントローラー)で気道の炎症を抑えて発作を予防することが大切です。そして、喘息発作が起きたときだけ、発作を抑える薬(リリーバー)を使用します。
コントロール状態を良好に保つためには、発作が出ていない間も発作を予防する薬をきちんと継続することが大切です。長期管理薬は、毎日続けることで効果を発揮します。症状が出ていないからと途中でやめてしまうと、喘息発作が出やすくなってしまうので、必ず医師の指示どおりに継続しましょう。
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