花粉症だと思っていたら、もしかしてそれって副鼻腔炎かも?
「副鼻腔炎」について
「副鼻腔炎」は、鼻の近くに存在する副鼻腔という骨の空洞部分に炎症が起こり、膿がたまる病気です。俗に「蓄膿(ちくのう)症」とも呼ばれます。
副鼻腔炎は大きく2つに分かれ、
1ヶ月以内に症状が落ち着く「急性副鼻腔炎」
3ヶ月以上症状が続く「慢性副鼻腔炎」
に分かれます。自然治癒する場合もありますが、炎症が長引くと慢性化して治りにくくなることもあります。
副鼻腔炎の主な症状は次のとおりです。
●鼻づまりがなかなか治らない
●黄色い、膿が混ざったような粘り気のある鼻水がでる
●鼻をかんでも奥に残っている感じがする
●ドロっとした鼻水がのどに垂れる
●においが弱い、わからない
●鼻水が嫌なにおいがする
●顔面に圧力がかかるような違和感や痛みを感じる など
鼻炎症状のほか、顔の痛みや頭痛を引き起こすこともあります。これは、副鼻腔が顔面の感覚を脳に伝える三叉神経の近くに位置しており、膿が溜まったり腫れたりすると、周囲の三叉神経を刺激するためと考えられています。
花粉症と「副鼻腔炎」の違いとは?
花粉症の薬を服用していてもなかなか鼻の症状が良くならないという場合、実は副鼻腔炎になっていたということがあります。花粉症と副鼻腔炎は、鼻水や鼻づまりなど似ている症状もありますが、原因が異なると対処法も変わってきます。そして、副鼻腔炎の治療が遅れると慢性化してしまうこともあります。早めに対策するためにも、花粉症と副鼻腔炎の違いをチェックしましょう。
原因の違いは、花粉症はアレルギー、副鼻腔炎は主に感染症
花粉症の原因は、スギやヒノキなどの花粉が体内に侵入して起きるアレルギー反応です。そのため、花粉の時期が過ぎると症状は落ち着きます。鼻水以外に、目のかゆみなどのアレルギー反応も現れるのが特徴です。
副鼻腔炎の主な原因は、風邪などをきっかけに副鼻腔に細菌やウイルス、カビが感染することです。また、花粉症などのアレルギー性鼻炎が長引いて、副鼻腔に粘液がたまり、そこに細菌が増殖して副鼻腔炎を発症するケースもあります。最近では、免疫細胞のひとつである好酸球が異常増殖によって炎症が起こる、好酸球性副鼻腔炎の患者さんも増えています。
花粉症と副鼻腔炎の見分け方は、鼻水にあり!
花粉症と副鼻腔炎は、鼻水に大きな違いがみられます。
・花粉症の鼻水は、透明でサラッとした水のような鼻水です。
・副鼻腔炎の鼻水は、粘り気があり、緑色など色がついた鼻水であることが多いです。
また、副鼻腔炎では鼻だけに症状が現れますが、花粉症では鼻以外にも目や肌にかゆみが出ます。
「副鼻腔炎」の治療について
副鼻腔炎は、副鼻腔に細菌などが感染して炎症や膿が生じる病気です。治療では、症状に応じて、炎症の原因となる細菌を抑える薬(抗生物質)や、炎症を鎮める薬などが用いられます。
ただし、風邪をきっかけに発症する急性副鼻腔炎では、ウイルス感染が原因であることが少なくありません。抗生物質は細菌には効きますが、ウイルスには効果を発揮しません。そのため、軽症の急性副鼻腔炎においては、最初は抗生物質を使わずに治療を開始することが多いです。そして、改善しない場合は細菌感染していると考え、抗生物質を追加で処方します。抗生物質が処方されたら、医師の指示した日数分を飲み切り、原因菌をしっかりとやっつけましょう。
抗生物質は市販されていないため、副鼻腔炎が長引いている場合は、一度耳鼻科で相談することをおすすめします。
「副鼻腔炎」かな?と思ったら、オンライン診療で気軽に相談を
鼻づまりやにおいがわかりにくいなどの副鼻腔炎の症状が長引くと、慢性副鼻腔炎につながるおそれがあります。一向に治らない、症状が強いという方は、早めに専門科を受診してしっかりと治療を行いましょう。
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まず、自分の鼻水や症状について伝えてオンライン診療に相談してみましょう。
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