その不調、放置すると手遅れに?夏に多い膀胱炎にご注意を!
膀胱炎とは
膀胱炎(急性単純性膀胱炎)とは、膀胱に細菌が侵入して炎症を起こす尿路感染症です。原因となる病原体は、ふだん腸内に棲んでいる大腸菌が8割を占めています。過労や睡眠不足、風邪などで免疫力が低下すると発症しやすくなるため注意が必要です。
男性に比べると女性の尿道は短く、肛門と膣の距離が近いという特徴があります。そのため、肛門から大腸菌が侵入しやすく、膀胱炎になりやすいとされています。
膀胱炎の症状
膀胱炎になると次のような症状がみられます。
・排尿時痛
・頻尿
・残尿感
・下腹部の不快感
・血尿
・尿の濁り など
女性では、およそ4割の方が1年以内に再び症状が現れるとされています。主に、一度は治ったのに再感染するパターンと、しっかり治りきっていなくて症状がぶり返すパターンです。膀胱炎の症状が出たときは、お薬をきちんと飲んでしっかり治しましょう。
膀胱炎を放っておくと命にかかわることも
尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に溜められます。膀胱炎が悪化すると、増殖した細菌が尿管をさかのぼって、腎盂(腎臓と尿路の間にある器官)や腎臓にまで感染が広がります。これを腎盂腎炎(じんうじんえん)と呼び、膀胱炎症状に加えて背中や腰の痛み、高熱などの全身症状が現れます。
腎盂腎炎を治療しないでいると、細菌が腎臓から血流に乗って全身に広がり、敗血症などを引き起こして命に関わる場合もあるため注意が必要です。
膀胱炎は症状が軽いうちに医師に相談することをおすすめします。
▼ 膀胱炎の診療予約はこちら ▼
※背部痛・腰痛・高熱が出ている場合は、腎盂腎炎の症状がでている可能性があるため、オンライン診療ではなく対面診療をすみやかに受診してください
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true
なぜ夏に多くなる?

暑い季節に膀胱炎が起きやすい理由を解説します。
① 脱水で尿量が減少
通常、膀胱の中に細菌が侵入しても、尿と一緒に外に流れ出ることで膀胱に炎症は起こりません。
しかし、暑さで大量の汗をかいて体内の水分量が減ると、排出される尿の量も減ります。すると、膀胱内の細菌をしっかり洗い流せなくなり、膀胱炎が起こりやすくなります。
また、夏祭りや野外ライブなどのイベント等でトイレに行くのを我慢したり、トイレに行く回数を減らそうと飲む水の量を減らすのも膀胱炎の原因です。
② 下半身の冷え
夏の外気温は暑いものの、体が冷えすぎてしまうシーンは意外に多いです。
過剰な冷房や海水浴、プールなどで体が冷えると、下半身の血行が悪くなって免疫力が低下し、膀胱炎につながります。
③ デリケートな部位の不衛生
陰部が不衛生だと、尿道から膀胱に細菌が侵入しやすくなります。
夏に限りませんが、生理中のナプキンを替える回数が少なかったり、不衛生な状態で性行為を行ったりすると膀胱炎になることがあります。
膀胱炎になったら
膀胱炎になったら下半身を適度に温め、十分な水分を摂りましょう。しかし、自己対処だけでは症状が改善しないこともあります。
症状が軽い場合は、市販の漢方薬などを使用できます。症状が強いとき、長引くときは早めの病院受診がおすすめです。
膀胱炎は一晩で治る?
膀胱炎を一晩で完治させるのは難しく、症状に応じて抗菌薬による治療が必要です。通常は、
・適切な抗菌薬の服用
・十分な水分摂取
・下半身の適切な保温
を行うなどで、数日~1週間ほどで症状が改善します。
抗菌薬は市販されていないため、病院で処方してもらう必要があります。抗菌薬は、症状が落ち着いても最後まで飲み切りましょう。治療途中で服用を中止すると、症状がぶり返したり、抗菌薬が効かないタイプの菌(薬剤耐性菌)に変化し、症状が長引くおそれがあります。
膀胱炎はミナカラ オンライン診療で相談
夏場は脱水や冷え、生活習慣で膀胱炎リスクが上昇します。症状がひどくならないうちに、早めに病院を受診しましょう。
・炎天下に外出したくない
・「市販薬で済ませたくないが、病院に行くのも面倒」と感じている
・混雑した待合室や受付で症状を説明するのに抵抗がある
・旅行先、帰省先で泌尿器科を探すのが大変
・泌尿器科受診したことを周りに知られたくない
・腎盂腎炎になる前にまずは相談したい
このような悩みがある場合は、好きな場所からすきま時間に診察を受けられるオンライン診療を利用してみてはいかがでしょうか?
ミナカラ オンライン診療は予約・診察がスマホ1台で完結する便利なサービスです。ご自宅から受診できるため、プライベートなお話を他人に聞かれることもありません。
処方薬はご自宅への郵送と、お近くの薬局での受け取りを選ぶことができます。
膀胱炎は早めの治療開始が重要です。恥ずかしいからと我慢せず、気軽に相談できるオンライン診療を活用してみましょう。
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※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
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膀胱炎の予防法
膀胱炎にならないためには、①しっかり水分を摂り、②体を冷やさないように心がけ、③陰部を清潔に保ち、④免疫力を下げない生活を心がけましょう。
こまめに水分を補給する
膀胱内の細菌を洗い流すために、しっかり水分を摂って尿量を増やしましょう。膀胱内の細菌の数が少なくなれば、炎症の進行を抑えることができます。
1日1.5Lを目安にこまめに水分を摂取しましょう。野外活動や運動などで汗をたくさんかく場合は、その分を上乗せした量を飲むとよいでしょう。
また、排尿回数が減ると、細菌を洗い流す機会が減り、膀胱内で細菌が増えてしまいます。トイレは我慢しないように心がけましょう。
冷え対策を心がける
体を温めて、体の抵抗力を保つことが大切です。
冷房での冷えすぎを防ぐため、薄手の上着を着たり、冷房温度を下げすぎないようにしましょう。
デリケートな部位を清潔に保つ
排便後は前から後ろに向かって拭くと、肛門内の細菌が尿道に侵入するのを防げます。また、生理中は、生理ナプキンをこまめに取り替えて清潔を保ちましょう。そのほか、性行為後に排尿することで、尿道内に入ってしまった細菌を洗い流すことができます。
生活習慣を見直す
睡眠不足や疲労・ストレスは体の抵抗力を弱めて、膀胱炎にかかりやすくなります。睡眠時間をしっかり取り、心身ともに休めましょう。ストレスをため込まないように、気分転換などで適度に発散させることも大切です。


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