しっかり塗ってるのに治らない…乾燥肌・ブツブツに効く正しい薬の塗り方
乾燥肌やブツブツへの塗り薬、正しく使えていますか?
塗り薬は、適切な「量・塗り方・期間」で使うことが大切です。
少なすぎても効果が出にくく、多すぎても副作用のリスクが高まります。また、自己判断でやめたり続けたりするのは症状の悪化や再発を招く原因です。
塗り薬の正しい使い方を知って、早めの症状改善へつなげましょう。
保湿剤とは
保湿剤とは、皮膚に浸透して水分を蓄えたり、水分が逃げないようにフタをしたりして、皮膚の水分を保つものです。
肌に必要な水分を保つことで、皮膚を乾燥から守り、外界からの刺激や異物の侵入を防ぐバリア機能を維持します。
保湿剤は乾燥肌(乾皮症)の治療のほか、湿疹やニキビなどさまざまな皮膚疾患治療のサポートとして処方されることもあります。
保湿剤は大きく分けて2種類
保湿剤には、モイスチャライザーとエモリエントの2種類があります。どちらの作用の保湿剤が良いかは、皮膚の症状から医師が判断して処方します。
| 作用 | 成分 | |
| モイスチャライザー | 吸水性、吸湿性がある成分が配合され、皮膚に水分を与えることで保湿する | ヘパリン類似物質、尿素など |
| エモリエント | 油性成分が皮膚に膜を作り、皮膚からの水分の蒸散をおさえて保湿する | ワセリン、オリブ油など |
ステロイド外用薬とは
ステロイドとは、もともと体内にある副腎という臓器で作られるホルモンです。この成分を人工的に作ったものがステロイド薬です。
ステロイドには赤み・かゆみ・炎症を抑える作用があり、外用薬は湿疹、アトピー性皮膚炎などの治療に用いられます。
「ステロイド薬は副作用が強い薬」と怖がられがちですが、正しく使えば安全で効果的なお薬です。
使用する際は、医師の指示に従ってください。
塗り薬の使い方
適量を塗れる1FTUという考え方
塗り薬を使うときには、多すぎず少なすぎず、適切な量を塗ることが大切です。患部がややテカって、ティッシュが皮膚に付くくらいが適量になります。
塗る量の目安として1FTU(フィンガーチップユニット)の考え方を覚えておきましょう。1FTUとはおよそ0.5gで、大人の手のひら2枚分の面積を塗るのにちょうどいい量です。
1FTUは、
● 軟膏・クリーム
大人の人指し指の先端から第一関節までの長さ(※25~50g入りチューブの場合)
● ローション
1円玉大の大きさ
で測ることができます。

ただし、1FTUが大人の手のひら2枚分になるのは、25g~50gほど入っているチューブの場合です。5g・10g入りチューブの場合は出口が細く、1FTUでは大人の手のひら2枚分にならないことに注意しましょう。
チューブの大きさの違いによる適量の目安は、次の表を参考にしてください。
| チューブの大きさ | 大人の手のひら2枚分の目安 |
| 25~50g入りチューブ | 大人の人差し指の先から第一関節まで(1FTU) |
| 10g入りチューブ | 大人の人差し指の先から第一関節まで(1FTU)×1.5 |
| 5g入りチューブ | 大人の人差し指の先から第一関節(1FTU)まで×2 |
保湿剤を塗るときのポイント
保湿剤はお風呂上りなど肌が水分を含んでいる間に、塗るのがおすすめです。
手に取った保湿剤を患部に乗せ、指先ではなく手のひらを使って、やさしく塗り広げてください。強い力ですり込むと、肌を傷つけることがあるため注意しましょう。
子どもに塗るときは、やさしくクルクルと円を描くように塗ってください。手首、足首、首などのくびれも塗り忘れないようにしましょう。
症状がよくなってもすぐにやめず、しばらく保湿剤の使用を続けることが大切です。症状の再発予防につながります。
ステロイド外用薬を塗るときのポイント
指先に取った薬を患部に乗せ、患部からあまりはみ出さないようにやさしく塗り広げてください。ゴシゴシとすり込む必要はありません。
皮膚の薄さなどによって薬の吸収率が変わるため、部位によってステロイド薬の強さを使い分ける必要があります。指示された場所以外には塗らないようにしてください。
また、漫然と使用するのではなく、使用期間についても医師の指示に従ってください。アトピー性皮膚炎などの慢性疾患で長期使用している場合は、自己判断で急にやめると、症状が悪化するおそれがあります。中止の際は、医師の指示に沿って減量してください。
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薬を正しく塗ってもなかなか改善しない場合は、別の皮膚疾患の可能性があります。自己判断で薬を追加したり中止したりせず、早めに医師に相談しましょう。
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