溶連菌は自然に治らない?放置で合併症を招く危険と治療法
溶連菌は子どもだけでなく大人もかかる
溶連菌感染症と聞くと子どもの病気と思われがちですが、大人もかかることがあります。特に免疫力が落ちているときは注意が必要です。
大人の場合は、家庭内で子どもからうつるケースが多いと報告されています。溶連菌感染症にかかった子どもを看病するときは、自分自身も感染しないように十分気を付けましょう。
溶連菌感染症の原因とは
溶連菌感染症とは「A群β溶血性連鎖球菌」という細菌が原因の感染症です。例年、11月~4月に流行しますが、流行時期以外でも感染する可能性はあります。
感染力が強く、幼児〜小学生の間での流行が多いものの、大人も感染することがあります。
溶連菌感染症の症状について
溶連菌感染症の主な症状は次のとおりです。風邪と異なり、咳やくしゃみはあまりみられません。

溶連菌感染症の治療法について
自然治癒にまかせると重症化することがあるため、溶連菌感染症が疑われる場合はすみやかに病院を受診しましょう。
病院では原因菌を抑える抗菌薬を中心に、症状に合わせて熱を抑える解熱剤やのどの炎症を抑える薬などが処方されます。
抗菌薬を服用開始して24時間以上経ち、症状が落ち着くまでは自宅療養を行いましょう。
溶連菌感染症はオンライン診療で受診できます
溶連菌感染症を放置すると合併症のリスクがあるため、早期受診が大切です。しかし、忙しかったり、連休中などすぐに病院を受診できないこともあるでしょう。次のような方にはオンライン診療の活用がおすすめです。
| ● 高熱が出ているので外出したくない ● 病院を受診して他の感染症をもらいたくない ● 病院で長時間待つのがつらい ● 近くの病院がお休みですぐに受診できない ● 親子でかかったが小児科と内科の両方を受診するのが大変 |
溶連菌感染症は悪化する前に治療を開始することが大切です。
「もしかして溶連菌かも?」と思う症状があらわれたら、早めに医師に相談しましょう。
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● 土日祝日も21時半まで診療※診療科によって異なります ● 自宅からすきま時間に受診できる ● 大人と子ども、どちらの溶連菌感染症も受診できる ● 当日予約OK ● 処方薬は自宅配送もしくはお近くの薬局受け取りから選べる |
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※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能。
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
※医療機関所在地により、お子様の医療費の助成が適応にならないことがございます。お手数ですが、後日ご自宅の地域の自治体の払い戻し(償還払い)申請をしてください。
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true
しっかり治さないと合併症のリスクが高まる
溶連菌感染症で現れる主な症状は、のどの痛みや発熱など、一見すると「ふつうの風邪」と変わりありません。しかし、溶連菌感染症で怖いのは合併症です。治療せずに放っておいたり、良くなったからと抗菌薬を途中でやめると、合併症を引き起こして後遺症が残ることがあります。合併症を防ぐためにも、処方された抗菌薬をしっかり飲みきりましょう。
代表的な合併症として「リウマチ熱」や「急性糸球体腎炎」などがあります。溶連菌感染症治療中に、関節痛、しこり、むくみ、血尿などが現れたら早めに医師に相談しましょう。
療養中の注意点について
食事のポイント
のどの痛みがひどい間は、熱いもの、辛いもの、すっぱいものなどの刺激物をさけましょう。症状が落ち着いてきたら、無理のない範囲で食事を摂りましょう。
| ● おかゆ ● やわらかいうどん ● 茶碗蒸し ● ゼリー ● ヨーグルト ● プリン ● アイス |
上に挙げた食べ物のように、薄味でやわらかく、のどごしが良い食べ物がおすすめです。
また、水分もしっかり補給してください。
感染を予防するために
溶連菌は感染力が強く、家庭内感染を防ぐためしっかり感染対策しましょう。
溶連菌の感染経路は、患者さんの唾液やくしゃみに混じって飛散し、それを吸い込んだ人が感染する飛沫感染です。
周りへの感染力がある期間(抗菌薬を飲み始めて24時間以内)は、患者さんも看護者も
● マスクをつける
● 手洗いをしっかり行う
● タオルや食器を分ける
などの工夫を行いましょう。
登園・登校・出社の目安はどれくらいか
学校や保育園の出席停止はいつまで?
溶連菌感染症は第三種学校感染症に指定されています。適切な抗菌薬治療を始めて24時間経つと、周りへの感染力を失います。それ以降で、症状が落ち着いているようならば保育園や学校への登園・登校は可能です。
ただし、登園・登校を開始したあとも、合併症を防ぐため処方された抗菌薬を必ず飲み切ってください。
仕事は休むべき?いつから行けるか
溶連菌感染症は、法律による出勤停止は特に定められていません。しかし、周りへの感染を防ぐため、感染力がある期間は会社への出勤は控えたほうがよいでしょう。抗菌薬を飲み始めて24時間以上経過し、熱が下がって他の症状がなくなるまでは、仕事を休んで療養することをおすすめします。
また、法的な義務はありませんが、職場によっては医師の診断書や治癒証明などを求めることがあるため、事前に規則を確認しておきましょう。


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