「漢方薬って副作用ないと思ってた…」実は注意したい飲み合わせを解説
漢方薬にも副作用がある
漢方薬=副作用ゼロではない
漢方薬は一般に副作用リスクが低めとされているものの、ゼロではありません。
漢方薬は、複数の生薬から構成されている医薬品です。配合されている生薬が体に合わなかったり、過剰摂取してしまうと副作用が現れやすくなります。
漢方薬を使い始めたときや、増量したとき、種類が増えたとき、長く続けているときは特に注意が必要です。
漢方薬でよくある副作用とは
漢方薬でよくある副作用には、次のようなものがあります。
| ・胃もたれ ・食欲低下 ・吐き気 ・下痢 ・湿疹・じんましん・かゆみ など |
漢方薬に含まれる生薬が体に合っていないと、湿疹やじんましんが現れることがあります。服用を始めてすぐに体にかゆみが出たら、早めに医師にご相談ください。
また、漢方薬は体内への吸収を高めるために空腹時に服用することが多く、なかには胃腸に負担がかかってしまう方も。胃もたれや吐き気などが現れた場合、処方内容によっては食後に服用することで負担が軽くなることがあります。ただし、胃腸の不調で飲み方を変更したい場合は自己判断せず、処方医にご相談ください。
漢方薬で注意すべき重篤な副作用とは
漢方薬でも、まれではあるものの重い副作用が起こることがあります。主なものを一覧にまとめました。

間質性肺炎は、肺にある肺胞(酸素と二酸化炭素を交換する部位)の壁が炎症によって厚くなることで、体内に酸素が取り込みにくくなる病気です。さまざまな漢方薬で発症の可能性が指摘されています。
腸間膜静脈硬化症は、大腸の静脈壁が硬くなることで腸管の血行が悪くなり、腸閉塞などを引き起こすことがあります。山梔子(サンシシ)を含む漢方薬の長期服用(5年以上)が主な原因と考えられています。
偽アルドステロン症は、腎臓における水やミネラルの代謝異常によって高血圧や浮腫を引き起こし、不整脈や心不全、横紋筋融解症などを引き起こすことがあります。甘草(カンゾウ)を含む漢方薬が原因とされています。
副作用の症状は必ずしも出るわけではありません。そのため、医師から処方されたお薬は、基本的にはしっかり飲み切るようにしましょう。
一方で、漢方薬を服用していて、「何か変だな」と思うことがあれば、自己判断でお薬を中止せず早めに医師に相談しましょう。
漢方薬で気を付けるべき飲み合わせとは
どんなことをすると副作用リスクが高まる?
漢方薬には複数の生薬が配合されており、生薬ごとに体質に合う合わないがあります。そのため、同じ漢方薬であっても、人によって効果や副作用の出方は大きく異なります。
また、ほかの薬を併用すると、効果が強く出すぎるなどして思わぬ副作用を招くことも。
副作用を防ぐためにも、自己判断で服用量を増やしたり、ほかの薬を飲んだりするのを避けましょう。 もし、一緒に使いたい薬がある場合は医師にご相談ください。
▼ 漢方内科の診療予約はこちら ▼
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true
漢方薬同士を一緒に飲んでもいいのか
複数の漢方薬を同時に服用すると、中に含まれる生薬が重複して過剰摂取になる可能性があります。併用する場合は、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。治療のために漢方薬が同時処方される場合も、体調変化があったときは早めにお伝えください。
特に重複を注意すべき生薬には、次のようなものがあります。

漢方薬と西洋薬の飲み合わせは大丈夫か
漢方薬と西洋薬を一緒に服用することは珍しくありません。併用することで、お互いに足りない作用を補い合うことができます。ただし、 組み合わせによっては効果が弱まったり、逆に強まったりすることもあるため注意が必要です。

漢方薬で副作用が出ないために注意すること
漢方薬に限らず薬を服用する際には、①副作用が現れるリスクを減らすこと②副作用が現れたらすぐに対処することが重要です。
「漢方薬を始めた・始める予定」や「他に服用中の薬・サプリがある」場合は、必ず医師や薬剤師に伝えましょう。飲み合わせなどを確認することで、あらかじめリスクを避けたり、少なくすることができます。
また、腹痛、下痢、むくみ、動悸、しびれなど、漢方薬服用中に体調変化があった場合は早めにご相談ください。お薬の減量や中止、変更といった対応で副作用の悪化を防ぎます。
漢方薬を飲んでいて悩んだ時は、ミナカラ オンライン診療で相談を
漢方薬も薬であり、飲み合わせや副作用には注意が必要です。自己判断での併用は避け、必ず専門家に確認をしましょう。しかし、ちょっとした疑問や体調変化の相談のために、病院を受診するのは大変という方もいるかもしれません。
「こんなことで受診していいのかな」
「相談したいけれど仕事が忙しく、病院も遠い」
「この漢方薬も一緒に飲んでみたいけど大丈夫かな」
このようなお悩みがある方も、オンライン診療を活用すれば通院の負担なく相談できます。漢方薬の副作用や飲み合わせが気になる方は、ミナカラ オンライン診療の漢方内科で気軽に相談してみましょう。副作用の有無や併用リスクをチェックしながら、安心して服用を続けられます。
| 【ミナカラ オンライン診療なら】 |
|---|
|
● 土日祝日も21時半まで診療 ※診療科によって異なります ● 好きな場所からすきま時間に受診できる ● 当日予約OK ● 処方薬は自宅配送もしくはお近くの薬局受け取りから選べる ● まずは気軽な相談からでも |
▼ 漢方内科の診療予約はこちら ▼
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true


この記事は参考になりましたか?
新着記事
ご利用に当たっての注意事項
- 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
- 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
- より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
- 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について
掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。 使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。


