睡眠薬ってやめられない？正しい使い方と減量時のポイント
Q.睡眠薬はやめられないの？
不眠に悩んでいる方が睡眠薬を飲んでぐっすり眠られるようになると、ほっとすると同時に「一度睡眠薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければならないのでは？」という悩みを抱えることもあります。
睡眠薬は適切な処方と、正しい使用方法を守れば、必ずしも一生続ける必要はありません。症状の改善状況に応じて、医師と相談しながら減量や中止を目指すことが可能です。
依存とは
やめたくてもやめられなくなる状態を「依存」といいます。依存には大きくわけて、身体依存と精神依存があります。
身体依存とは、薬をやめたときに体に何らかの症状（離脱症状）が現れる状態です。現在、不眠症の治療に用いられる多くの睡眠薬には、強い身体依存性はありません。ただし、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる睡眠薬などには長期間服用で身体依存を生じるものもあります。このような薬を急にやめると反跳性不眠（リバウンド）が起こる場合があるため、休薬する場合は焦らず徐々に減らしていくことが大切です。
一方で、精神依存とは「もっと多くの薬が飲みたい」「薬を飲まずにはいられない」といった精神状態に陥ることです。睡眠薬には強い精神依存はほとんどありません。しかし、「薬をやめると眠れなくなるのでは」という心理的な不安からスムーズに休薬できないこともあります。減量や休薬をする時は、薬の量だけに注目するのではなく、生活習慣の改善やマインドの見直しを含めて取り組むとよいでしょう。
Q.睡眠薬は徐々に量が増えると聞いたが大丈夫？
薬を飲んでいても、効きにくくなったらどんどん量が増えていくのではと不安に感じる方もいるでしょう。たしかに、睡眠薬のなかには、飲み続けることで効きにくくなるものも存在します。
しかし、自己判断で飲む薬の量を増やすと副作用を引き起こすおそれがあります。「効き目が弱くなってきたな」と感じたら、早めに医師にご相談ください。
| 睡眠薬の副作用の例 | ・朝になってもなかなか目が覚めない ・日中まで眠気が残る ・疲れやすい ・ふらついて転びそうになる ・だるさを感じる など |
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※ミナカラオンライン診療（提携医療機関ウチカラクリニック）でのオンライン診療では、処方される薬は向精神薬を除きます。また、診断書の発行は行っておりません。
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら：https://minacolor.com/contact?myprescription=true
また、「睡眠薬が効きにくくなってきた」と感じる時、体質が変化して薬の効き目が出にくくなったのではなく、不眠が現れるリズムや体調の変化などが一時的に影響しているケースもあります。効きにくいからといってむやみに服用量を増やすのではなく、不眠の原因や季節の変化、ストレスの元の見直しが大切です。
不眠症改善のために自分でできることについては、「快眠のための生活習慣で減量時のサポートを」で解説します。
Q.翌日に眠気が残ったらどうすればいい？
睡眠薬を飲んでいる人の中には、「持ち越し効果」が出る方がいます。持ち越し効果とは、薬の作用が翌朝以降も続き、日中に眠気やだるさ、ふらつきなどが現れることです。
| 持ち越し効果が 現れやすくなる理由 | ・就寝時間に対して作用時間が長い薬を服用している ・加齢によって薬を分解・排出する働きが弱まっている など |
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持ち越し効果が現れると、仕事や勉強などに集中できなくなり、生活にも支障が出てしまいます。
睡眠薬を適切に使うための対策
持ち越し効果が現れている場合は、医師に相談して作用時間が短い薬や減量を検討しましょう。
睡眠時間を十分に確保することも大切です。7時間以上を目安とし、睡眠薬は就寝直前に服用しましょう。睡眠薬を服用したあとにも起きていたり、作業をしたりしていると、ふらついてケガをしたり、「やったことを覚えていない」などの症状が現れることがあります。
また、睡眠薬をお酒と一緒に服用すると、副作用が出やすくなるおそれがあります。睡眠薬を飲んでいる期間はお酒を控えるように心がけましょう。
Q.眠れるようになってきたら薬をやめてもいい？
不眠が改善してきても、薬の飲み方を自分で判断せず、医師と相談しながら睡眠をコントロールしていきましょう。決して自己判断で減量や休薬をしないでください。急に中止すると反跳性不眠（リバウンド）など離脱症状が出る可能性があります。医師の指導のもと、徐々に減らしていきましょう。
快眠のための生活習慣で減量時のサポートを
不眠症の改善は薬だけに頼らず、生活リズムや睡眠環境を見直すことも大切です。紹介する内容を参考に、ご自身の睡眠習慣を見直してみましょう。
| 快眠のための生活のポイント | ・なるべく規則正しい生活リズムを心がける ・朝起きたら日光を浴びて体内時計を整える ・適度な運動でほどよい疲労感を感じる ・ストレスをためすぎないように適度に発散する ・夕方以降はカフェインの摂取を控える ・眠る2時間前にお風呂に入る |
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不眠症の治療をオンライン診療で
睡眠薬は怖いものではありませんが、適切な使い方をすることが大切です。正しい服用や生活習慣改善で減量や休薬にいたる方も少なくありません。医師と相談しながら良好な睡眠コントロールを目指しましょう。
病院に行きたくてもなかなか通院できないという方は、自宅からスキマ時間に受診できるオンライン診療がおすすめです。
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| ・土日祝日も21時半まで診療 ※診療科によって異なります ・自宅からリラックスしながら受診できる ・お薬はご自宅に配送、お急ぎの場合はお近くの薬局で受け取りも ・まずは気軽に睡眠の悩み相談でもOK ・再診予約もスムーズ |
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