春はPMSが悪化しやすい?生理前のつらさをやわらげるセルフケアと相談の目安
PMS(月経前症候群)とは?どんな症状?
PMSとは「Premenstrual Syndrome」の略で、日本語では「月経前症候群」と呼ばれます。
生理が始まる3〜10日ほど前からあらわれる、心や体の不調のことです。生理が始まると、これらの症状が和らいだり消えたりするのが特徴です。
生理の前にあらわれる心と体のサイン
PMSの症状は人によってさまざまですが、大きく体の症状と心の症状に分けられます。
| 体の症状 | 乳房のはり・痛み、お腹の張り、頭痛、腰痛、肌荒れ、眠気、体がだるい など |
|---|---|
| 心の症状 | イライラする、急に悲しくなる、不安を感じる、集中力が落ちる など |
これらの変化は、女性ホルモンの急激な変動が関係していると考えられています。自分ではどうしようもない変化であるため、「生理前にイライラするのは自分の性格のせい」などと責める必要はありません。
多くの人が経験する「いつもと違う変化」
実は、多くの女性が生理前に何らかの不調を感じているといわれています。
特に30代から40代にかけては、仕事や家庭での役割が重なり、心身ともに無理をしやすい時期です。いつもの自分なら受け流せるような小さなことでも、生理前になるとなぜか気にかかって涙が止まらなくなったり、家族に強く当たってしまったりすることもあります。
これらは特別なことではなく、多くの人が経験している「心と体のゆらぎ」の一つです。
春先にPMSが悪化しやすい主な原因
「冬から春にかけて、急にPMSがつらくなった」と感じる方が増えるのには、この季節特有の理由がいくつか考えられます。
自律神経やストレスなど季節特有の理由
春は1年の中でも特に環境の変化が激しい時期です。いくつかの要因が重なることで、普段以上にホルモンバランスや自律神経が影響を受けやすくなります。
気温の変化が激しく、自律神経が乱れやすい
春は「三寒四温」といわれるように、暖かい日と寒い日が交互にやってくる季節です。
この激しい気温差に対応しようとして、人によっては体温を調節する自律神経のバランスを崩してしまうことも。自律神経のうち交感神経の働きが強くなりすぎると、心身が興奮・緊張状態となり、PMSの症状を強めてしまうことがあります。
環境の変化や忙しさによるストレス
春は新生活の準備や年度の切り替わりなど、生活リズムが変わりやすい時期です。
自分では楽しみにしている出来事でも、体や脳は変化そのものをストレスとして受け止めることがあります。知らず知らずのうちに緊張状態が続くことで、生理前のイライラや落ち込みがひどくなることがあります。
自分でできる対処・工夫
PMSのつらさをゼロにするのは難しいかもしれません。しかし、毎日のちょっとした工夫で、症状を穏やかにできる可能性があります。
毎日の生活の中で整えるコツ
まずは、今の自分の体をいたわることから始めてみましょう。
体を温めてリズムを整える
冷えは血行を悪くし、腹痛や腰痛などを強める原因になることがあります。
春先でもまだ冷え込む日は多いため、腹巻やカイロを活用してお腹まわりを温めたり、ゆっくりとお風呂に浸かって体を芯から温めるのがおすすめです。
リラックスする時間と食生活を見直す
日々の生活の中で「何もしない時間」を意識的に作ることが大切です。
好きな香りを嗅いだり、音楽を聴いたりして、1日5分でもいいので心身をゆるめましょう。食事面では、カフェインやアルコール、塩分、甘いものの摂りすぎに注意し、バランスの良い食事を心がけることが、心身の安定につながります。
市販薬を活用する
生活習慣の工夫だけでは改善しないときは、市販薬を上手に活用するのも一つの方法です。
現在、ドラッグストアなどでは、PMSの諸症状を緩和するお薬や漢方薬、痛みを和らげる鎮痛薬などが販売されています。自分の症状にどのお薬が合うかわからない場合は、店舗の薬剤師に相談してみましょう。
※市販薬を使用する際は、添付文書をよく読み、用法・用量を守ってください。また、しばらく市販薬を使用しても症状が改善しない場合は医師にご相談ください。
注意が必要なケース
「生理前だから仕方ない」と我慢しすぎてしまうと、心身の負担が限界を超えてしまうことがあります。以下のような場合は、一度立ち止まって専門家の力を借りることを検討しましょう。
仕事や家事、学校など、いつもの生活が送りにくいとき
「体がだるくて起き上がれず、仕事や学校を休んでしまう」「集中力が全く続かず、ミスを繰り返してしまう」など、日常生活に明らかな支障が出ている場合は、放置せずに相談しましょう。
これは、自分自身の努力不足ではなく、適切なケアが必要なサインです。
イライラや落ち込みが強く、自分ではコントロールが難しいとき
「家族や友人に八つ当たりしてしまい、人間関係を壊しそうで怖い」「死にたくなるような強い落ち込みがある」といった場合は、PMSよりも心の症状が重い「PMDD(月経前不快気分障害)」の可能性もあります。
自分の意志ではどうにもならないつらさを抱えているときは、早めに医師に相談することをおすすめします。
医師に相談する目安
婦人科に行くのは少し勇気がいるかもしれませんが、自分の体を守るための大切なステップです。
婦人科で相談するタイミングと伝え方のコツ
「いつ受診すればいいの?」と迷うかもしれませんが、ご自身が「つらい、困っている」と感じた時が適切なタイミングです。受診の際は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
| 症状の記録 | いつから、どんな症状が出たか |
|---|---|
| 生理周期の把握 | 生理開始日と症状が出る時期を確認する |
| 生活への影響 | どんなことに一番困っているか |
最近はスマホのアプリなどで症状を記録している方も多いと思います。診察室でそれらを見せるだけでも、診断の手助けになるでしょう。
病院での治療法
PMS改善には、主にホルモンバランスを整える薬と今あらわれている症状を和らげる薬が用いられます。
低用量ピル※はホルモンバランスを整える薬です。排卵を抑えて女性ホルモンの変動を穏やかにすることで、根本から心身不調の軽減を目指します。
また、漢方薬が処方されることもあります。イライラや冷え、むくみなど、一人ひとりの症状に合った処方でPMSの緩和を目指します。そのほか、頭痛や腹痛が強い場合には鎮痛薬が処方されることもあります。
自分の症状やライフスタイルに合った治療法を医師に相談しましょう。
※PMS改善目的でのピル処方は保険適用外となります。
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
忙しい場合はオンラインという方法も
「仕事や家事で、平日の日中に病院へ行く時間が取れない」という方もいらっしゃるでしょう。そんなとき、一つの選択肢として考えられるのがオンライン診療です。
自宅から相談できるオンライン診療
オンライン診療は、スマホやPCのビデオ通話を使って医師の診察を受ける仕組みです。移動時間や待合室での待ち時間がないため、隙間時間を活用して受診することができます。
オンライン診療ではPMS改善のために、低用量ピルや漢方薬、鎮痛剤など、一人ひとりの症状に合わせてお薬の処方や生活習慣改善指導などを行います。
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※PMS改善目的でのピル処方は自由診療となります
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact
【FAQ】費用と手順に関するよくある疑問
ミナカラ オンライン診療を利用する際、特に気になるお金や時間についての事実を確認しておきましょう。
診察料やシステム利用料などの費用感
オンライン診療を利用する場合「診察料」や「お薬代」に加えてシステム利用料が発生する場合があります。ミナカラ オンライン診療では、予約やビデオ通話にかかるシステム利用料は無料です。(2026年3月現在)
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診察予約からお薬の受け取りまでにかかる時間の目安
診察時間:
診察は完全予約制です。
利用者へ行ったアンケートによると、ご自宅への配送を選択した場合、予約開始からお薬の説明終了まで20分以内に完了したという方がおよそ半数です。
薬局受け取りを選択した場合は、オンラインでのお薬の説明は行われないため10分以内に終わったという方がおよそ半数となっています。(薬局でお薬の説明を行ったうえでお薬をお渡しいたします)
薬の受け取り:
配送の場合、 決済が完了したのち最短当日発送、翌日〜数日で自宅のポスト等に届きます。
薬局受け取りの場合は、診察終了後に、受診していただいたクリニックよりご指定の薬局に処方せんを連携いたします。
▼オンライン診療の所要時間や利用してみた感想をチェック
まとめ
春は季節の変わり目と環境の変化が重なり、PMSが重くなりやすい時期です。「自分が我慢すればいい」と思わずに、まずは今の自分をいたわってあげましょう。
生活習慣の見直しや市販薬の活用、そして時には医師への相談など、ご自身に合った方法で、この春を少しでも健やかに過ごしましょう。


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