ミナカラ
春のイライラ・不安を改善する漢方とは?市販薬の選び方や対処法を解説
更新日
2026.04.03
薬剤師監修日
2026.04.03

春のイライラ・不安を改善する漢方とは?市販薬の選び方や対処法を解説

春の暖かな日差しの中で、なぜか心が落ち着かなかったり、ふとした瞬間にイライラしてしまったりすることはありませんか。新しい生活への期待がある一方で、急に涙もろくなったり、夜に考えごとをして眠れなくなったりすると、少し不安を感じてしまうかもしれません。 こうした春先の「心の揺らぎ」は、決してあなただけが感じていることではありません。季節特有の環境や体調の変化が、心に影響を及ぼしている可能性があります。この記事では、春に起こりやすい不調の正体を知り、漢方薬やセルフケアを通じて健やかに過ごすためのヒントを整理していきます。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする
  • はてなブックマークでブックマークする
  • noteで書く
編集
高橋 伊津美
監修薬剤師
ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美
高橋 伊津美
編集者
株式会社ミナカラ薬剤師高橋 伊津美

春に感じるイライラや不安。これってどんな症状?

春先に感じる心身の不調は、人によってさまざまな形で現れます。まずは、ご自身の今の状態を客観的に見つめることから始めてみましょう。

情緒の不安定さや身体に現れるサイン

精神面では、普段なら気にならないような家族や同僚の言動に強く腹がたったり、反対に「自分はダメだ」とひどく落ち込んだりすることが増える場合があります。これは、感情をコントロールする自律神経が、周囲の変化に追いつこうとして懸命に働いているサインかもしれません。
また、こうした心の揺らぎは、身体の症状として現れることもあります。

 ● 寝つきが悪くなる、または眠りが浅くなる
 ● 喉のあたりに何かが詰まっているような違和感がある
 ● お腹が張ったり、ガスが溜まりやすかったりする
 ● 頭が重い、あるいは締め付けられるような感覚がある など

これらの症状は、東洋医学では「気(き)」というエネルギーの流れが滞っている状態(気滞:きたい)と考えられています。ご自身の心と身体が発している小さなサインを無視せず、まずは「今は少し疲れが出やすい時期なんだ」と受け止めてあげることが大切です。

春に心のバランスを崩しやすくなる主な原因

なぜ、春になるとこれほどまでに心が不安定になりやすいのでしょうか。その理由は一つではなく、いくつかの要因が重なり合っている場合がほとんどです。

環境の変化と自律神経の乱れ

春は卒業や入学、就職、職場の異動など、ライフスタイルが大きく変わる時期です。

自分自身の環境が変わらなくても、周囲の変化によって無意識のうちに緊張状態が続くこともあります。新しい人間関係を築こうとしたり、新しいルールに適応しようとしたりするプロセスは、脳や心にとって大きな負担となります。
このような「変化」というストレスに対応しようとして、自律神経が過剰に働いてしまうことが、心のバランスを崩す一因となる場合もあります。

寒暖差と「気」の巡り

季節特有の気象条件も、心身に影響を与えます。

春は三寒四温と言われるように、一日のうちでも、また日によっても気温差が非常に激しい季節です。私たちの身体は、この激しい気温の変化に体温を合わせようとして、自律神経を酷使しています。
このように、春の不調は個人の性格のせいだけではなく、環境や気候といった外部要因も複雑に関係しているのです。

自分でできる対処法

日々の生活の中で少しずつ工夫を取り入れることで、自律神経を整えるきっかけになることもあります。

日常生活の中での工夫

まずは、頑張りすぎている自分を休ませる時間を作ってみましょう。

リラックスする時間をもつ: ハーブティーを飲んだり、アロマを焚いたり、自分の好きなことをするリラックス時間を持つのもよいでしょう。
軽い運動を取り入れる: 散歩やストレッチなど、身体を動かすことは物理的に気の滞りを解消する助けになります。
深呼吸を意識する: 緊張しているときは呼吸が浅くなりがちです。ゆっくりと吐き出すことを意識した深呼吸は、自律神経を整える有効な手段の一つです。

漢方薬によるアプローチ

「薬を飲みたいけれど、西洋薬の副作用や依存性が気になる」という方にとって、漢方薬は選択肢の一つになります。漢方薬は、症状そのものを抑えるだけでなく、身体全体のバランスを整えることを得意としています。
症状のタイプ別に、よく使われる市販の漢方薬をいくつかご紹介します。

漢方薬名

適した症状のタイプ

加味逍遙散(かみしょうようさん)

イライラしやすく、のぼせや肩こりがある方に。

抑肝散(よくかんさん)

神経がたかぶり、怒りやすい、または不眠がある方に。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

喉につかえ感があり、不安感や動悸が気になる方に。

市販の漢方薬を選ぶ際は、ご自身の体質(証:しょう)に合っているかを確認することが非常に重要です。パッケージの記載をよく読み、もし迷う場合は薬剤師や登録販売者に相談したり、受診して医師に選んでもらうことをおすすめします。

 

▼ 診療予約はこちら ▼

 

●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能

●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。

●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact

注意が必要なケース

自分自身のケアで様子を見ても良い場合もあれば、少し慎重な対応が必要な場合もあります。

服用を控える、または慎重になるべき方

漢方薬は自然由来の生薬からできていますが、決して副作用がないわけではありません。以下に該当する方は、自己判断で服用を始める前に、必ず医師や薬剤師に相談してください。
 ● 妊娠中、または授乳中の方
 ● 他に継続して服用している薬(西洋薬・漢方薬問わず)がある方
 ● 過去に薬でアレルギー症状や肝機能障害が出たことがある方

特に、複数の漢方薬を併用すると、成分が重複して思わぬ副作用が出る場合もあります。

症状が長引く、または悪化する場合

「ただの春の疲れだろう」と思っていても、症状が長く続いたり、徐々に悪化したりする場合は注意が必要です。また、セルフケアや市販薬を服用しても変化が感じられない場合も、現在の対処法が合っていない可能性があります。ご自身の感覚を大切にしながら、無理をせず専門家を頼ることも検討してみましょう。

医師や薬剤師に相談する目安

医療機関を受診したり、相談したりする時期については、以下のような基準を参考にしてみてください。

日常生活に支障が出始めたとき

以下のようなサインは、身体や心が「もうこれ以上は一人では抱えきれない」というSOSを出している目安になります。
 ● 夜、全く眠れない日や、何度も目が覚める日が続いている
 ● 食事の味がしない、あるいは全く食欲がわかない
 ● 仕事や家事など、本来やるべきことに手がつかない
 ● 何をしても楽しいと感じられず、外出が億劫になった など

「こんなことで病院へ行ってもいいのだろうか」と躊躇われるかもしれませんが、早期に専門家へ相談することは、不調を長引かせないための大切なステップです。一人で抱え込みすぎず、まずは今の状況を整理するために相談するというスタンスで受診してみても良いでしょう。

忙しい場合の受診方法と選択肢

「受診が必要かもしれないけれど、通院する時間がない」「病院で待つのがつらい」と感じる方もいらっしゃいます。そうした場合には、従来の対面診療以外の方法もあります。

オンライン診療という選択肢

オンライン診療は、スマートフォンやPCのビデオ通話を利用して医師の診察を受ける仕組みです。自宅や落ち着ける場所から受診できるため、精神的な負担を軽減できる場合があります。

 

▼ 診療予約はこちら ▼

 

●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能

●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。

●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact

お金はいくらかかる?診察代やお薬代

診察料

保険診療の場合、対面診療と同じように厚生労働省が定める診療報酬に基づいた費用となります。

自由診療の場合は診療メニューによって異なるため、事前にご確認ください。

システム利用料

ミナカラ オンライン診療では、月額費用や予約システム料などのシステム利用料はかかりません。

お薬代・送料

診察料・お薬代のほかに、配送の場合は送料(一律250円)が必要です 。

薬局受け取りの場合は、処方箋の連携手数料(一律770円)が加算されます。

▼ オンライン診療の費用や手順をもっと詳しく知る

所要時間の目安

薬の配送を希望する場合、自宅にいながら最短20分程度で全てのステップを完了できます。

 ● 医師による診察:約5〜10分
 ● 処方箋の発行手続き:約5〜10分
 ● 薬剤師による服薬指導:約5〜10分

薬の受け取り

配送の場合、決済が完了したのち最短当日発送、最短翌日到着。※
薬局受け取りの場合は、受診したクリニックから指定の薬局へ処方せんが連携されます。
※ 16時までに服薬指導が完了した場合は当日発送。お届けにかかる日数は中国地方を除く本州は翌日、その他地域は翌々日が最短お届け日となります。(一部離島などを除く)

▼ オンライン診療の所要時間や利用してみた感想をチェック

まとめ

春のイライラや不安感は、環境の変化や寒暖差に身体が一生懸命適応しようとしている結果でもあります。こうした不調を感じることは、あなたがそれだけ日々を懸命に過ごしている証拠かもしれません。
まずは生活習慣の改善、あるいは自分に合った漢方薬を取り入れながら、心と身体を緩めてあげてください。それでも改善が見られないときや、日々の生活がつらいと感じるときは、オンライン診療などの便利な仕組みを活用して、専門家の力を借りることも一つの賢明な選択肢です。ご自身のペースで、少しずつ心の平穏を取り戻していきましょう。
 

かかりつけ医をオンラインで。医師によるオンライン診療で薬を処方。ミナカラ e-クリニック。
監修薬剤師
高橋 伊津美
ミナカラ薬局薬剤師
高橋 伊津美
【経歴】

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
編集者
高橋 伊津美
株式会社ミナカラ薬剤師
高橋 伊津美
【経歴】

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

この記事は参考になりましたか?

ご利用に当たっての注意事項
  • 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
  • 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
  • より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
  • 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。 使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。