ミナカラ

花粉症チャレンジプログラム

 

shutterstock_2278954333.jpg

 

 

 第5回:いよいよ花粉の飛散がピークの地域も?外出時の対策をしよう!

そろそろ天気予報でも連日花粉情報が流れる季節になります。とくにスギ花粉症の人にとっては、2〜4月がいちばんつらいピーク。さらにその後はヒノキ花粉が続きます。この記事では、2026年の花粉の飛散傾向や、外出前・帰宅後にできる花粉対策を解説します。花粉シーズンを快適に乗り切りましょう!            
 

医師監修日
2026.02.10
編集
監修医師
監修医師
秋葉原駅クリニック医師佐々木 欧
高橋 伊津美
編集
ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美

2026年の花粉はどうなる?今年の飛散傾向をチェック 

 

去年より多い?少ない?スギ・ヒノキ花粉の予測  

花粉の量は、前年夏の気温や日照時間、降雨量などの影響を大きく受けます。一般的に、前年の夏が暑く日照時間が長いと、その翌年の花粉は増えやすくなると言われています。           
ただし、毎年“平年並み〜やや多い”地域、“少なめ”などの地域が混在し、全国一律とはなりません。そのため、地域ごとの飛散情報をこまめにチェックすることが大切です。 

2026年 春の花粉飛散予測(第2報)によると、九州から近畿では例年並み、東海から北海道では例年より多く、非常に多い所もある見込みです。とくに関東甲信は例年の1.4倍、東北と北海道は例年の2倍以上と非常に多くなることが予想されています(北海道はシラカンバなどのカバノキ科の花粉)。

 

地域によってこんなに違う!日本の花粉事情 

日本列島は南北に長く、気候や植生が大きく異なるため、地域によって花粉症の原因となる植物や、症状が出やすい時期に明確な違いがあります。           
「毎年同じ時期に同じ対策をしているのに、引っ越しや出張で症状が変わった」という経験がある人も少なくありません。

■ 北海道はスギが少なくて楽になる人も

北海道ではスギやヒノキ林が非常に少ないため、スギ・ヒノキ花粉症はほとんど見られません。そのため、スギ花粉症の人が北海道に移住すると、春の症状が軽くなるケースもよく知られています。

一方で、北海道ではハンノキやシラカンバなどのカバノキ科花粉症(3-5月頃にピーク)や、牧草由来のイネ科花粉症(5-7月頃にピーク)が比較的多く見られます。これらの花粉症は北海道特有というわけではなく、本州以南でも見られます。

なお、カバノキ科花粉症は、リンゴやモモなどのバラ科の果物で口の中がかゆくなる口腔アレルギー症候群と関連することもあり、心当たりがある場合は注意が必要です。

■ 沖縄:スギは少ないが、年間を通じた刺激も

沖縄もスギ・ヒノキがほとんど存在しないため、スギ花粉症の人にとっては比較的症状が出にくい地域とされています。           
一方で、沖縄には独自の植生が多く、特定の花粉が一時期に大量飛散するというより、さまざまな花粉が年間を通して少量ずつ飛ぶ可能性があるという特徴があります。

■ 本州〜九州:スギ・ヒノキ花粉が中心

関東・東海・関西・四国・九州など本州以南の地域では、スギ花粉(2〜3月頃にピーク)、ヒノキ花粉(3〜4月頃にピーク)が一般的です。患者数・症状の重さともに、全国で最も影響が大きい花粉とされます。

■ 秋にも注意:ブタクサ・ヨモギなどの「秋の花粉」

春の花粉症が有名ですが、秋にも花粉症は起こります。           
ブタクサ・ヨモギなどの花粉症(8-10月頃)です。「風邪が長引いている」「夏バテが治らない」と誤解されることもあります。

 

外に出る前にできる花粉対策  

 

花粉による症状を防ぐには、薬を使用することはもちろんですが、花粉の体内への侵入を防止するための対策も重要です。         

 

まずはマスク!選び方とつけ方のコツ   

花粉対策の基本はやはりマスクです。           
 

■ 不織布マスクを選ぶ           

 繊維構造が細かく花粉を物理的にブロックしやすいため、一般的におすすめです。   

 

■ 顔にぴったり密着するタイプ           

花粉は隙間から侵入するため、鼻の形にフィットするワイヤー入りが理想的です。   

 

■ 正しく装着する           

鼻のラインをしっかり合わせ、頬とのすき間をなくすようにつけましょう。           
 

ウレタンマスクや布マスクでも、顔にしっかりフィットしていれば花粉侵入を減らす効果は期待できます。「正しい装着」が最も重要です。           
最近では「花粉用マスク」として静電フィルターを備えた製品や、メガネの曇りを抑えるタイプなども販売されています。   

 

花粉対策メガネって本当に効果あるの?   

花粉対策メガネ(ゴーグルタイプ)は、目に入る花粉量を大幅に減らすことができるとされています。           
普通のメガネでも目の周辺の花粉量を減らすのに役立ちますが、花粉症がひどい人は、側面にもカバーがある専用タイプを使うとかなり楽になることがあります。

 

帰ってきてからも大事!花粉を家の中に入れないために   

 

顔を洗う・うがいをするだけでも楽に   

花粉は皮膚や粘膜にも付着しやすいため、帰宅したら手洗い・うがい・洗顔をセットで行うのが理想です。また、コートや帽子などを玄関前で軽くはたくだけで、家に持ち込む花粉量を大きく減らせます。上着は玄関付近に掛けるなど、工夫をするとさらに効果的です。

   

洗濯物や髪の毛にも注意   

花粉は衣類や髪の毛に付着しやすく、室内に持ち込まれることで症状が悪化することがあります。通常の洗濯でも花粉はある程度除去できますが、ぬるま湯〜お湯を使うことで、より効率よく洗い流せます。お持ちの洗濯機の耐熱温度を確認した上で、ぬるま湯程度の温度に調節してください。なお、乾燥機を併用するとアレルゲンをさらに効果的に除去できます。           
花粉シーズン中の洗濯物はなるべく室内干しにしましょう。外干しした場合は、取り込む前にしっかりはらってから家の中にいれることをおすすめします。           
また、髪の毛は花粉が付きやすいので、帰宅後は早めにシャワーを浴びるとよいでしょう。ロングヘアの方は特に、外出時にまとめておくと花粉の付着を減らすことができます。帽子も有効です。           
 

花粉がよく飛ぶ日ってどんな日?

 

晴れてあたたかい日、風が強く、乾燥している日は要注意    

一般的に、花粉は晴れて暖かい日、風が強い日に多く飛びます。           
気温が上がると樹木の花粉が飛散しやすくなり、風があると遠くまで運ばれるためです。特にスギが生えている山の方角から、強い風が吹く日は十分な対策が必要です。                          
湿度が低く、乾燥する日も要注意です。湿度が高いと花粉が湿気を吸って重くなるため、飛散距離が短くなることが多いですが、乾燥していると遠くまで飛びやすくなります。         

          

雨の翌日の晴れは特に要注意!    

雨の日は花粉が地面に落ちていますが、翌日晴れるといっきに舞い上がり、大量飛散になることがあります。雨上がりの晴天日は、油断せずしっかり対策をしましょう。    

 

ピークになりやすい時間帯    

スギ花粉は、都市部では11-14時頃、17-19時頃にかけて飛散量が増える傾向があります。そのため、10時までの午前中や、昼過ぎの15時頃が、外出や部屋の換気におすすめの時間帯です。           
換気の際は、レースのカーテンをかけておくと、室内に入る花粉の量を約1/4に減らせたという報告があります(環境省の調査)。また、空気清浄機を窓辺に配置して換気の際の花粉を取り除くこともおすすめです。     

 

今年も上手に対策して、花粉の季節を乗り切ろう

 

花粉は毎年必ずやってきますが、地域差が大きく、その年の気象条件によっても飛散量が変わります。外出前のマスク・メガネ、帰宅後のケア、洗濯物対策などを組み合わせて、できる限りの対策をしましょう。心身ともに負担の大きい季節ですが、うまく対策を続けていけば快適に過ごすことも可能です。今年の花粉シーズンも、できることから取り入れて、健康に乗り切りましょう!

 

▶︎ ミナカラからのお知らせ

監修医師

監修医師

秋葉原駅クリニック 日本アレルギー学会専門医、医学博士
佐々木 欧
【経歴】

東京大学医学部医学科卒業
東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了
秋葉原駅クリニック
生活のなかで実践できるセルフケアの開拓や、患者さんの不安を軽くできる、やさしい医療を目指している。
【資格】
•日本アレルギー学会専門医
•日本内科学会総合内科専門医
【著書】
•これ、もしかしてアレルギー?
【連載】
•ポスタルくらぶ 「欧先生の診察室」

 

編集者

高橋 伊津美

ミナカラ薬局 薬剤師
高橋 伊津美
【経歴】  
昭和大学大学院薬学研究科修了  
昭和大学薬学部客員講師  
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局  
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。  
【著書】  
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬  
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル  
 

 

ミナカラからのお知らせ

オンライン診療の活用         

 

花粉症の季節に病院を受診すると患者さんで大混雑…ということも少なくありません。病院を受診したいけど、なかなか気軽に行けないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。           
自宅ですきま時間に受けられるオンライン診療なら、これらの問題を解消できます。           
オンライン診療の大きな特長は、診察から薬の処方までがオンライン上で完結する点にあります。(※ 最終的には医師の診断により処方の可否が決まります。)           
 

【オンライン診療の流れ】        

  1. ウェブから予約する  
  2. スマホ・PCでビデオ通話医師による診察を受ける        
  3. 薬を薬局で受け取る or自宅に薬を配送する        


ただし、対面での検査や処置が必要な場合は、医師の判断により来院を勧められることもあります。オンライン診療で完結できる症状かどうかは、予約時や診察時に確認しましょう。

 

▼ 診療予約はこちら ▼

 

 

ご利用に当たっての注意事項
  • 掲載している情報は、セルフメディケーション・データベースセンターから提供されたものです。
  • 適正に使用したにもかかわらず副作用などの健康被害が発生した場合は(独)医薬品医療機器総合機構(TEL:0120-149-931)にご相談ください。
  • より詳細な情報を望まれる場合は、購入された薬局・薬店の薬剤師におたずねください。
  • 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラ及び、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。
掲載情報について

掲載している各種情報は、株式会社ミナカラが調査した情報をもとにしています。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、株式会社ミナカラではその賠償の責任を一切負わないものとします。情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社ミナカラまでご連絡をいただけますようお願いいたします。 使用されている写真はイメージです。実際の内容と異なる場合があります。