花粉症チャレンジプログラム

第6回:花粉症によって仕事に影響を感じていませんか?
花粉症とプレゼンティーズム
増える花粉症と、働く人の悩み
春の訪れとともに、街ではマスクをつけた人がぐっと増えます。厚生労働省の調査でも、日本では花粉症の有病率が年々上昇しており、今では国民病のひとつともいえるほど。
働く世代にとって花粉症は単なる「季節の不調」として済ませられるものではなく、仕事のパフォーマンスを大きく左右する要因のひとつになっています。
仕事に穴は開けたくないし、日常生活も続けなければならない。だからこそ、多くの人が多少の不調を抱えながら働いているのが実情です。しかし、その「多少の不調」が実は大きな負担につながっていることもあります。
仕事中に起こりやすい症状と困りごと
仕事中に特に困る花粉症の症状には、以下のようなものがあります。
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
- 目のかゆみや充血
- ぼんやり感、眠気
集中しているときに突然くしゃみが止まらなくなると作業が中断されますし、鼻がつまって頭がぼんやりすると、メールや資料の細かい内容を見落とすこともあるでしょう。目のかゆみでディスプレイを見るのがつらくなる人も多いでしょう。
「ただの花粉症」と思っていても、その影響は決して軽くはありません。知らず知らずのうちに仕事の質に影響が出てしまうこともあるのです。
こういった、健康の問題を抱えつつも仕事(業務)を行っている状態をプレゼンティーズムと呼び、健康経営の観点から最近注目されています。
プレゼンティーズムってなに?
“見えない重りをつけて働く”ような状態
頭痛や生理痛、徹夜明けの寝不足、あるいは子育てや介護で疲れが抜けない朝を想像してください。
体調が万全でないまま働くと、私たちはまるで体に見えない重りや拘束具をつけて走っているような状態になります。
体は重く、考えるスピードは鈍り、普段なら難なくできる作業にも余分なエネルギーを使ってしまう…。見えない重りをつけたまま走れば、誰だって疲れてしまいます。
それでも「休むほどじゃないから」と仕事を続けていると、だんだんと心も体も摩耗してしまいます。
花粉症も、頭痛や生理痛と同じく、確実にパフォーマンスを落とす不調のひとつと言えます。
仕事は休んでいないのに力を発揮できない?
プレゼンティーズムは「きちんと出勤しているのに、健康時と同じようなパフォーマンスを出せなくなる状態」のことを指します。 主な理由としては、以下のようなものがあります。
- 症状が気になり集中力が続かない
- 睡眠の質が低下する
- 頭が働きにくい
- 薬の副作用で眠くなる
- 不調を抱えるストレス
花粉症で仕事のパフォーマンスはどう変わる?
集中力・判断力が落ちやすい
鼻づまりがひどいと口呼吸になりやすく、浅くて速い呼吸になりがちです。呼吸がスムーズでなくなると、あたかも脳が酸欠になったかのように頭がぼーっとしたり、疲れやすさや集中力の低下につながります。判断に時間がかかったり、ミスが増えたりと、いつもなら簡単な作業に時間がかかりがちになります。
くしゃみや鼻水で作業が中断される
くしゃみ連発で会議を中断させてしまう、鼻水でキーボードをたたく手が止まる…。こうした小さな中断が積み重なると、作業効率が大きく落ちることも…
つらさが積み重なると心の疲れにもつながる
長期間続く不調はストレスの原因になり、気持ちが沈みやすくなります。集中できない自分にイライラしたり、思うように仕事が進まないことで自己肯定感が下がる人も少なくありません。
だからこそ、適切な治療や薬の選択を行うことで、仕事のパフォーマンスを発揮できる環境にすることがとても大切です。
今日からできる花粉症対策
オフィスに花粉を持ち込まない工夫
花粉症対策の基本は、できるだけ花粉を室内に入れないこと。
玄関先で上着を軽く払うだけでも、室内に持ち込む花粉量はぐっと減ります。
空気清浄機をこまめに稼働させたり、換気のタイミングをメンバー同士で共有したりするのも効果的。空気の入れ替えが必要な時間帯や風向きをチームで把握しておくと、花粉の多い日でも快適に過ごしやすくなります。
ほんの少しの工夫を積み重ねるだけで、オフィスや自宅の花粉量は大きく変わります。
まわりの人ができるちょっとした配慮
花粉症は「鼻水」や「くしゃみ」といった目に見える症状だけでなく、集中力の低下や眠気など、外からは分かりにくい不調もあります。だからこそ、周囲のちょっとした気配りが大きな助けになります。
たとえば、会議室にティッシュを置いておく、くしゃみで話が途切れても気にせず流れを保つなど、小さな心遣いがあるだけで、花粉症の人は安心して仕事に取り組むことができます。
また、声が出しづらいときには代わりに説明を引き継ぐなど、チーム内で自然にフォローし合えると、負担は大幅に減ります。
「花粉症で集中できないのは甘えではない」という理解が広がるだけで、働きやすさは格段に向上します。
お互いの体調に寄り添える職場づくりが、長い花粉シーズンの大きな支えになります。
本人ができるセルフケア
自分自身でできるセルフケアも、日常の快適さを大きく左右します。
外出時にはメガネやマスクで物理的にガードするだけでも、目や鼻に入る花粉量は大きく減少します。
室内では、加湿器を使って湿度を保つことで、鼻や喉の乾燥を防ぎ、症状の悪化を抑える効果が期待できます。
さらに、花粉が多い日をアプリや天気予報で事前に把握し、対策を強化することも有効です。
毎日のちょっとした工夫が、花粉症のつらさを大きく減らしてくれます。
- メガネやマスクで物理的にガード
- 加湿器で鼻・喉を守る
- 花粉の多い日を把握し、対策を強化
- 薬を飲む習慣をつける
「症状が出てから対策する」のではなく「出る前に予防する」ことが重要です。
花粉症薬の副作用で眠くなるのも困る
眠気などの副作用が仕事に影響することも
ここまでは花粉症自体の業務の生産性の低下についてお話ししてきましたが、花粉症薬の中には眠気が出やすい成分が入っているものもあります。
眠気が強く出すぎると、作業効率はむしろ悪化し、プレゼンティーズムがさらに深刻になることも。
薬の選び方と、相談のタイミング
眠くなりにくい薬、即効性がある薬、鼻づまりに特化した薬など、選び方次第で仕事への影響は大きく変わります。
どの薬が合うかは個人差が大きいため、「今の薬が効いていない」「眠気がつらい」と感じたら、医師に相談して薬を調整してもらうのがベストです。
オンライン診療なら、忙しい人でも仕事の休憩時間などに気軽に相談できます。
重りを外せば、体も仕事も軽くなる
できない自分を責めなくて大丈夫
花粉症でパフォーマンスが落ちるのは「根性が足りない」からではなく、不調による自然な反応です。
- 少し休む
- 自分にあった薬を服用する
- セルフケアで対策をする
- 医師に相談する
その一つひとつが、あなたの心と体を軽くしてくれます。花粉症のつらさを我慢せず、自分に合った方法で重りを外していくことで、仕事も生活ももっと快適に。
ぜひ、無理せず早めに対策を始めてみてください。
花粉症はミナカラ オンライン診療も利用できます
ミナカラ オンライン診療では、スマホなどを使用して、自宅などでスキマ時間を利用して受診することができます。
【オンライン診療の流れ】
1 花粉症(耳鼻科)を予約する
2 医師による診察、薬剤師による服薬指導をビデオ通話で受ける(服薬指導は薬を配送で受けとる場合のみ)
3 提携薬局から自宅に薬が届く、または近くの薬局で受けとる
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