アレジオン®︎(エピナスチン)の市販薬はある?代わりの薬を紹介
アレジオン*(エピナスチン)と同じ成分の市販薬はある?
現在、アレジオン*(エピナスチン塩酸塩)の有効成分であるエピナスチン塩酸塩を配合した市販薬は「アレジオン*20」などの名称で販売されています。
病院に行く時間がないなどでアレジオン*の代わりとなる薬を使用したい場合は、同じ成分を配合した市販薬、あるいは類似した作用をもつ市販薬を使用することも治療の選択肢のひとつです。
※2025年4月の情報
処方薬アレジオン*と市販薬アレジオン*20の違い
処方薬のアレジオン*と同じ成分を配合した市販薬であっても、医療用医薬品と市販薬で使用できる症状が異なるため、そのまま代わりに使えるとは限りません。
処方薬アレジオン*と市販薬アレジオン*20の効能効果の違いは以下の通りです。
| 効能・効果 | |
|---|---|
| アレジオン* (処方薬) |
○気管支喘息 |
| アレジオン*20 (市販薬) |
花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:鼻みず、鼻づまり、くしゃみ |
上述の通り、アレジオン*のスイッチOTC医薬品である市販薬アレジオン*20は鼻のアレルギー症状に対してしか使用できません。じんましんや皮膚のかゆみなどの症状に対して代わりの市販薬を使用したい場合は、アレジオン*20以外の薬を選択する必要があります。
また、気管支喘息については代わりに使用できる市販薬が存在しないため、治療したい場合は必ず病院を受診してください。
なお、処方薬のアレジオン*には10mgと20mgが存在しますが、現在市販薬のアレジオン*には20mgしか存在しない点にも注意しましょう。
アレジオン*のジェネリック(後発品)はある?
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(先に製造された医薬品)と同じ成分や同等の効果を持つ後発医薬品(後に製造された医薬品)のことです。先発医薬品に比べると開発費用がかからないため安価なことが特徴です。
現在、アレジオン*のジェネリック医薬品は、「エピナスチン塩酸塩錠」などの名称でさまざまなメーカーから販売されています。
ジェネリック医薬品は医療用医薬品のため市販で購入することができないので、医療費の負担をおさえたい場合などでジェネリック医薬品を購入したいときは、診察時に医師にジェネリック医薬品を希望することを伝えましょう。
なお、症状によってはジェネリック医薬品ではなく、代わりの市販薬を使用するのも治療の選択肢のひとつです。
エピナスチン塩酸塩を20mg配合した市販薬|アレジオン*20
アレジオン*20は、エピナスチン塩酸塩を1錠中に20㎎配合したアレルギー性鼻炎の市販薬です。
1日1回1錠飲むだけで効き目が持続するため、仕事などで忙しい方でも服用しやすくなっています。
なお、現在処方されている薬の代用として市販薬を使用する場合は、事前に医師にご相談下さい。
アレジオン*の代わりに使える市販薬
アレジオン*は第2世代抗ヒスタミン薬です。
抗ヒスタミン薬とは、体内でヒスタミンという物質の作用をブロックし、花粉やハウスダストによる鼻のアレルギー症状やじんましんなどの皮膚の症状に効果を示す薬です。
第1世代抗ヒスタミン薬は眠気や口の渇きなどの副作用が強く現れることが特徴です。一方、第2世代抗ヒスタミン薬では、第1世代の効果をできるだけ維持したまま、副作用が比較的出づらいように作られています。
ここではアレジオン*の代わりに使用できる第2世代抗ヒスタミン薬を紹介します。
アレジンAZ|じんましん・皮膚のかゆみに効く薬
第2世代の抗ヒスタミン成分アゼラスチン塩酸塩が配合された薬です。
花粉やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の症状だけではなく、じんましんやかゆみなどの皮膚症状にも使用できるのが特徴です。
じんましんや湿疹・かぶれによる皮膚のかゆみを改善します。
アゼラスチン塩酸塩は『抗炎症作用』があるため、皮膚のかゆみだけではなく、皮膚の腫れにも効果を発揮します。
じんましんに効く薬の選び方
じんましんの対処には基本的には抗ヒスタミン成分の飲み薬が適していますが、局所的なじんましんでかゆみの症状が強い場合は、飲み薬とあわせて塗り薬を使用することもできます。
じんましんに効く飲み薬と塗り薬の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ケアビエン|鼻のアレルギー症状に効く薬
第2世代の抗ヒスタミン成分であるフェキソフェナジン塩酸塩が花粉やハウスダストなどによる鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの鼻のアレルギー症状をやわらげます。1世代抗ヒスタミン成分に比べて眠気や集中力の低下がおこりにくいことが特徴です。
鼻のアレルギー症状に効く薬の選び方
抗ヒスタミン成分にはさまざまな種類があります。
同様に市販薬にもたくさんの種類があり、目的の症状によって薬を使い分ける必要があるため、何を基準に選ぶかといった選び方を知ることはとても大切です。
鼻のアレルギー症状に効く市販薬の選び方について、詳しくはこちらの記事をごらんください。
アレジオン*をオンライン診療で処方してもらう
アレジオン*は通販や個人輸入で購入しないこと
医療用医薬品のアレジオン*が通販サイトや個人輸入サイトなどで売られていることがありますが、購入することは避けてください。
個人輸入代行業者によって売られる薬は、医薬品としての安全性が保障されていないため、思わぬ健康トラブルが起こるおそれがあります。
また、厚生労働省は個人輸入の薬によって起こった健康被害については医薬品副作用被害救済制度の対象にならないと明記しています。
正しい治療を行うためにも、個人輸入・通販による医療用医薬品のアレジオン*の購入は避けましょう。
もし医療用医薬品のアレジオン*を購入したい場合は、同じ有効成分が配合された市販薬を購入するか、病院を受診することをおすすめします。
ミナカラオンライン診療で手軽に受診
すきま時間に効率よく薬をもらいたいという方には、待ち時間要らずで受診できるオンライン診療がおすすめです。
例えば、このようなお悩みはありませんか?
●家や会社の近くに病院がないので、通院に時間がかかる
●仕事が忙しく病院の診療時間内に受診できない
●仕事の都合で診療時間内に病院に行くことが難しい
●病院の待合室が混んでいて、待ち時間が長い
●病院の診察が終わっても、薬局で待たされる
自宅ですきま時間に受けられるオンライン診療なら、これらの問題を解消できます。「待ち時間なしで医師の診察を受けて、薬を処方してもらいたい」という方におすすめです。
また、今あらわれている症状を医師に伝えることで、より自分に合った薬を提案してもらえる可能性もあります。
※医師の判断によっては他のお薬が処方される可能性がございます
ミナカラオンライン診療はスマホ1台で完結するので、手軽に医師の診察を受けることができます。
【オンライン診療の流れ】
1. 診療科目を選択し予約する
2. 医師による診察、薬剤師による服薬指導をビデオ通話で受ける(オンライン服薬指導は処方薬郵送の場合のみ)
3. お近くの薬局で受け取り、もしくは提携薬局から自宅に薬が届く
つらいアレルギー性鼻炎や皮膚のかゆみに悩まされている方は、待ち時間のストレスがないオンライン診療を活用するのも一つの方法です。
アレジオン*を入手したいけど、なかなか病院受診が難しい…と悩んでいる方はオンライン診療という選択肢を検討してみましょう。
▼ じんましんの診療予約はこちら ▼
▼ アレルギー性鼻炎の診療予約はこちら ▼
※お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能。
※診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
※オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://minacolor.com/contact?myprescription=true
※アレジオンはベーリンガー インゲルハイム ファルマ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフトの登録商標です。


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