ミナカラ
L-システインのサプリと医薬品はどっちがいい?シミを効果的に改善するには
最終更新日
2025.07.17
薬剤師監修日
2025.05.13

L-システインのサプリと医薬品はどっちがいい?シミを効果的に改善するには

L-システインはサプリメントと医薬品のどちらから摂取した方が良いかについて詳しく解説しています。また、L-システインと相性が良く、一緒に摂取することでより効果を感じられる成分について説明するとともに、L-システインを配合したシミを改善するおすすめの市販薬も紹介しています。
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編集
高橋 伊津美
監修薬剤師
ミナカラ薬局薬剤師高橋 伊津美
島村 洋和
編集者
株式会社ミナカラライター島村 洋和

L-システインはサプリと医薬品どちらから摂取するのがいい?

L-システインをサプリメントと医薬品どちらから摂取すれば良いかについては、目的がシミ・そばかす、色素沈着の改善などであれば「医薬品」を使用することを推奨します。

理由としては、サプリメントの場合、たとえ医薬品と同量のL-システインが配合されていたとしても、しみやそばかすなどへの効果が保証されていないためです。

サプリメントは一般的には「健康食品」に分類されるため、医薬品と異なり「〜に効く」「〜を治す」といった表現をすることは禁止されています。

医薬品的な効果効能を標ぼうするものは、医薬品医療機器等法上の医薬品とみなされ、野菜、果物、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物を除き、原則として、医薬品医療機器等法上の承認を受けずにその名称、製造方法、効能、効果に関する広告をしてはならない

消費者庁|健康食品に関する 景品表示法及び健康増進法上の留意事項について より引用

一方、医薬品の場合は、しっかりと臨床試験などがなされており、効能効果に記載のある症状については効果が実証されています。

しみやそばかすなど特定の症状を改善したい場合は、L-システインをサプリメントからではなく医薬品から摂取しましょう。

L-システインのはたらきと相性の良い成分

L-システインには、シミの原因である過剰なメラニンの生成を抑制したり、肌のターンオーバー(新陳代謝)を整えたりするはたらきがあります。

L-システイン単体でも効果がありますが、より良いはたらきを期待する場合は、一緒に摂取することでより効果を感じられる成分を一緒に摂取すると良いでしょう。

L-システインと一緒に摂取することでより効果を感じられる成分があると考えられる成分は次の通りです。

  • ビタミンC(アスコルビン酸)
  • ビタミンB2B6 
  • ビタミンE

 

■ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンCには、既に肌に沈着したメラニン色素を無色化し、新しいメラニン色素の沈着を緩和するはたらきがあります。

■ビタミンB2・B6

ビタミンB2・ビタミンB6はともに皮膚の健康を保つ働きをします。

■ビタミンE

ビタミンEは血行を促進し、新陳代謝を活発にすることでメラニンの排出をサポートします。

L-システイン配合のおすすめの市販薬|しみの改善に

L-システインを配合しつつ、相性の良いビタミンC、ビタミンB群およびビタミンEを配合した、シミを改善する市販薬を紹介します。

ハイチオールCプラス2|シンプル処方

【第3類医薬品】ハイチオールCプラス2 60錠

成分分量(成人1日量)
L-システイン240mg
アスコルビン酸(ビタミンC)500mg
パントテン酸カルシウム24mg
内容量(15歳以上の方の場合)1日の服用回数
10日分(60錠入)3回

ビタミンCとL-システインが肌に沈着したメラニンの無色化、新しいメラニンの生成の抑制、肌のターンオーバーの正常化、角質の排出といったさまざまな効果を発揮します。

さらに、パントテン酸が皮膚の健康を維持します。

かかりつけ医をオンラインで。医師によるオンライン診療で薬を処方。ミナカラ e-クリニック。
監修薬剤師
高橋 伊津美
ミナカラ薬局薬剤師
高橋 伊津美
【経歴】

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル
編集者
島村 洋和
株式会社ミナカラライター
島村 洋和
株式会社ミナカラでライターとして執筆している中で、お客様にもっと正確でわかりやすい薬の情報を届けたいという思いから、一般用医薬品の販売を行うための専門資格である登録販売者の資格を取得。現在は市販薬のスペシャリストとして正確な医療情報をお届けすることを心がけています。

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