子どもが旅先で急な発熱。小児科のオンライン診療という選択肢
① 旅先で子どもが熱を出したとき、まず確認したいこと
お子さまが発熱した際は、慌てずに全身の様子を確認することが重要です。
発熱以外にどのような症状があるか、機嫌や体調の変化を落ち着いて観察しましょう。
年齢で受診の急ぎ方が変わります
子どもの発熱は、年齢によって対応の緊急度が異なります。
● 生後3か月未満
生後3か月未満の乳幼児の発熱は、体調が急変することもあるため、早急な対面受診を検討しましょう。
● 生後3か月〜3歳未満
発熱に加えて、あやしても機嫌が悪い、ぐったりしている、水分が摂れないなどの様子が見られる場合は、早めの受診を検討しましょう。
機嫌が良く食欲や水分が摂れている場合は、様子を見ながら受診も検討しておきましょう。
● 3歳以上
熱の高さだけでなく、元気さがあるかを確認します。
水分が摂れており、会話や遊びができる状態であれば、急変に注意しながら少し経過を観察してもよいでしょう。
対面受診・救急を優先したいサイン
以下のような症状が見られる場合は、年齢に関わらず、すぐに近くの医療機関を受診するか、救急車を呼ぶ判断が必要です。
● けいれんを起こしている、または治まった後も意識がはっきりしない
● 水分が全く摂れていない
● 呼びかけに対する反応が鈍い、ぐったりして目線が合わない
● 肩で息をしている、息苦しそうにゼーゼーしている(呼吸が速い) など
迷ったときの#8000
夜間や休日に受診させるべきか判断に迷ったときは、小児医療電話相談(#8000)を活用するのも一つの方法です。
全国共通の番号で、看護師や小児科医などからお子さまの症状に応じた適切なアドバイスを受けることができます。
ただし、都道府県によっては実施状況や対応時間が異なる場合があるため、事前に旅先の地域の電話番号を確認しておくと便利です。
② 旅先ならではの「受診のつまずき」と備え
帰省や旅先での医療機関受診は、自宅周辺で受診するときとは異なる準備や手続きが必要になることがあります。あらかじめ注意点を知っておくことで、慌てずスムーズに対応できます。
マイナ保険証/資格確認書を持参(帰省荷物で忘れやすい)
帰省や旅行の荷造りでは、荷物の準備に気を取られてマイナ保険証や資格確認書を忘れてしまうことがあります。旅先で医療機関を受診する際は必ず提示が必要となるため、外出時には常時携帯しておくと安心です。
子ども医療費助成の医療証は「住んでいる自治体」が基本
普段のお住まいの地域では、子ども医療費助成制度により窓口での負担が無料または少額で済むことが多いかもしれません。しかし、自治体の医療証は原則として発行された都道府県内(または市区町村内)のみで使える仕組みになっています。
● 対面で受診する場合
対面で受診した医療機関と薬局の所在地が基準になります。
そのため旅先など都道府県外の医療機関にかかったときは、窓口で一時的に自己負担分(3割など)をお支払いいただくことがあります。
● オンライン診療の場合
オンラインで受診するクリニックと薬局の所在地が基準になります。
クリニックや薬局の所在地がお住まいの地域と同じ場合は、お支払い時に医療証を適用できます。異なる場合は一時的に自己負担分(3割など)をご負担いただいたうえで、後日お住まいの自治体へ還付(払い戻し)を申請していただく形になります。
ミナカラ薬局の所在地は千葉県流山市となります。
ミナカラ オンライン診療で診療にあたるクリニックは、診療科目とクリニック一覧をご参照ください。
いずれの場合も、領収書と診療明細書を保管しておくと還付申請がスムーズです。
お薬手帳・体温の記録・かかりつけ医の情報
旅先で診察を受ける際、医師にお子さまの普段の状態や服薬歴を正確に伝えることが重要です。
● お薬手帳
アレルギーの有無や過去に処方された薬の履歴を確認するために必要です。スマートフォンで確認できる電子お薬手帳アプリの活用も便利です。
● 体温やその他症状の記録
いつから熱が上がり始めたか、他の症状は出ているか、などの推移をメモしておくと診察がスムーズになります。
● かかりつけ医の情報
持病や定期的に通院している病院の情報があれば整理しておきましょう。
③ 忙しい方のための「オンライン診療」という選択肢
ここまでは対面での受診を前提にお伝えしましたが、症状が軽い場合で、帰省先や旅先のように移動が難しい状況では、オンライン診療という選択肢もあります。
移動時間や待ち時間を抑えるメリット
オンライン診療は、スマートフォンやPCを使って自宅や旅先から受診できるため、通院にかかる移動時間を削減できます。
▼ 診療予約はこちら ▼
●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact
④ オンライン診療が向くケース/対面を優先したいケース
お子さまの症状や状況に合わせて、オンライン診療と対面診療を適切に使い分けることが大切です。
● オンライン診療の利用もできるケース
・熱はあるものの比較的元気で、水分や食事も摂れている場合
・旅先で近くの小児科が開いていない、または移動手段がない場合
・病院での長時間待機による二次感染や、お子さまの体力を削る負担を避けたい場合
・軽度の風邪症状に対する相談や、受診すべきかどうかの判断材料を得たい場合 など
● 対面診療を優先すべきケース
・生後3か月未満の乳幼児の発熱
・呼吸が苦しそう、意識がはっきりしない、けいれんなどの重症サインがある場合
・インフルエンザなどの迅速検査や、対面での視診・聴診が必要と推測される場合
・症状が急激に悪化している場合 など
オンライン診療を受診された際でも、医師の判断により対面医療機関の受診を推奨されることがあります。
⑤ まとめ
旅先でお子さまが急に発熱すると焦ってしまいがちですが、まずは年齢や全身の状態を観察し、重症のサインがないかを確認することが第一歩です。
移動が困難な状況や、周辺の医療機関の休診時には、オンライン診療も負担を軽減する手段の一つとなります。状況に応じた適切な受診方法を選択し、お子さまの健康を守りましょう。

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
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•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
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