不眠症は何科?眠れないときのタイプ別対処法と受診の目安
不眠の相談は何科?内科・心療内科・精神科・睡眠外来の違い
不眠の相談先は、原因や症状の続き方によって、内科・心療内科・精神科・睡眠外来のいずれかが選択肢になります。それぞれの医療機関には得意とする領域や対応内容に特徴がありますので、ご自身の状況に合わせて選ぶ際の参考にしてください。
【比較表】診療科ごとの役割と選び方
診療科 |
相談しやすいケース |
特徴 |
|---|---|---|
内科 |
眠れない状態が続き、まずは気軽に相談したいと思う時に。 |
かかりつけがあれば相談しやすい |
心療内科 |
ストレスが要因で、身体に症状が現れる症状を扱う診療科です。不眠の背景に、心理的なきっかけやストレスなどが思い当たる時は心療内科が適しています。 |
心身両面から相談できる |
精神科 |
心の症状や病気を専門として、心の病気そのものの治療を行います。気分の変化が強く出ている時には精神科が適しています。 |
専門的な心の病気への対応が中心 |
睡眠外来 |
睡眠の悩みに特化しており、いびきや日中の強い眠気を伴う時には睡眠外来が適しています。 |
睡眠に特化した検査に対応する施設もある |
どの診療科を受診すればよいか迷う場合は、まずご自身の不眠がどのタイプにあてはまるかを整理してみることが第一歩となります。
次章では、不眠の4つのタイプと、それぞれに取り入れやすい工夫を紹介します。
まずは内科という選び方もあります
「いきなり心療内科や精神科を受診するのは少し気が引ける」と感じる方も少なくありません。そのような場合は、まずは身近にある内科や、日頃から通っているかかりつけ医に相談してみるのも選択肢のひとつです。
内科では身体的な要因からくる不眠の可能性を相談できるほか、必要に応じて適切な専門医療機関を紹介してもらえる場合もあります。
不眠の4タイプと、眠れないときのタイプ別工夫
不眠症とは、入眠障害(寝つきが悪い)・中途覚醒(眠りが浅く途中で何度も目が覚める)・早朝覚醒(早朝に目覚めて二度寝ができない)などの睡眠問題があり、そのために日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害、それぞれの状態に合わせた生活上の工夫を取り入れることで、睡眠の質に向き合うことができます。
4つのタイプの整理と、あてはまりやすい状態
|
タイプ |
状態 |
取り入れやすい工夫 |
|---|---|---|
|
入眠障害 |
布団に入って30分〜1時間以上寝つけない。ストレスや不安感、緊張が影響していると考えられています。 |
就寝1〜2時間前の光・スマホを控える。眠くなってから布団に入る(無理に寝ようとしない)。 |
|
中途覚醒 |
夜中に何度も目が覚める。加齢のほか、就寝前のアルコールの摂取などが原因でみられる症状です。 |
就寝前のアルコールを控える。 |
|
早朝覚醒 |
予定より2時間以上早く目が覚める。加齢や体内時計のズレが原因でみられることが多い。 |
起床時刻を固定し、朝に光を浴びる。 |
|
熟眠障害 |
時間は足りているのに疲れが残る。睡眠時無呼吸症候群などの病気が関与していることもある。 |
寝室の温度・湿度を整える。日中に適度な運動を取り入れる
|
▼タイプ別に考えられる背景
・入眠障害:ストレスや不安感、緊張が影響していると考えられています
・中途覚醒:加齢のほか、就寝前のアルコールの摂取などが原因でみられます
・早朝覚醒:加齢や体内時計のズレが原因でみられることが多いとされています
・熟眠障害:睡眠時無呼吸症候群などの病気が関与していることもあります
このように、不眠のタイプによって意識したい生活習慣のポイントは異なります。無理のない範囲で、日々の生活に取り入れられる工夫から始めてみましょう。
市販薬を試した場合の考え方
睡眠の悩みに対して、まずはドラッグストアなどで購入できる市販の睡眠改善薬を試してみたという方もいるでしょう。市販の睡眠改善薬は、一時的な不眠症状を緩和することを目的とした医薬品です。
一時的なストレスや生活リズムの乱れによる睡眠トラブルには役立つことがありますが、連用や長期の使用を想定したものではありません。市販の睡眠改善薬は、2〜3日試しても変化が感じられない場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談することが推奨されています。あわせて、眠れない状態が2週間以上続いている場合は医療機関への相談を検討する目安となります。
※市販の睡眠薬や睡眠改善薬の種類、成分の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事(7061)もあわせてご確認ください。
【睡眠に関するご相談・オンライン診療のご案内】
お仕事や家事で忙しく、平日に医療機関へ通う時間がとりにくい方や、通院していることを知られたくない、まずは気軽に相談したいという方は、オンライン診療も選択肢のひとつになります。
▼ 診療予約はこちら ▼
※ミナカラ オンライン診療では、処方される薬は向精神薬を除きます。また、診断書の発行は行っておりません。
●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact
医療機関への相談を考えるタイミング
セルフケアを続けても変化を感じにくい場合は、医師に相談することも選択肢のひとつです。
● 市販の睡眠改善薬を試しても変化を感じにくい
● 眠れない状態が2週間以上続いている
● 日中の眠気や集中力の低下など、生活への影響が出ている など
上記のような状態が見られる場合は、無理にセルフケアだけで解決しようとせず、医師に現状を伝えてアドバイスを受けることを検討してみましょう。
また、不眠症の診断を受けている方や日常的に不眠の症状がある方は、市販の睡眠改善薬は使用できないため、受診を検討しましょう。
忙しい方のための「オンライン診療」という選択肢
平日の日中に病院へ行く時間を確保するのが難しいことも多いでしょう。そのような場合の手段として、オンライン診療という選択肢もあります。ただし、詳細な検査が必要な場合については、対面受診を勧めることもあります。
移動時間や待ち時間を抑えるメリット
オンライン診療は、スマートフォンやPCを使って自宅や職場から受診できるため、通院にかかる移動時間を削減できます。仕事の合間や帰宅後の時間を有効に活用できる点が、忙しい時期には大きなメリットとなります。
ミナカラ オンライン診療で対応できること・できないこと
オンライン診療では、症状の程度や原因を考え、個人に合わせた治療をご提案します。向精神薬にあたるお薬は処方の対象外です。また、診断書の発行は行っておりません。詳細な検査が必要な場合は、対面での受診をご案内することがあります。
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対応できること |
対応できないこと |
|---|---|
|
睡眠の悩みについて、症状の程度や原因をふまえた医師への相談 |
向精神薬にあたるお薬の処方 |
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症状に応じたお薬の処方(配送または薬局での受け取り) |
診断書の発行 |
|
自宅や職場からスマートフォン・PCでの受診 |
詳細な検査(必要な場合は対面受診をご案内します) |
【すきま時間で受診できるオンライン診療】
自宅や職場からスマホで相談・受診が可能です。睡眠の悩みをお持ちの方はご活用ください。
▼ 診療予約はこちら ▼
※ミナカラ オンライン診療では、処方される薬は向精神薬を除きます。また、診断書の発行は行っておりません。
●お薬は配送、または、お近くの薬局での受け取りを選ぶことが可能
●診察の結果、医師の判断により希望のお薬が処方されないこともあります。
●オンライン診療についてのお問い合わせはこちら:https://e-clinic.minacolor.com/pages/contact
まとめ
眠れない日が続くと焦ってしまいがちですが、不眠にはさまざまなタイプや原因があり、対応策も一つではありません。生活習慣の工夫や市販薬でのケアを試しながら、必要に応じて医療機関への相談も視野に入れ、ご自身のペースで整えていくことが大切です。
通院の時間が取りにくい場合は、オンライン診療などの選択肢も上手く組み合わせながら、無理のない形で睡眠の質に向き合っていきましょう。
Q&A
Q1. 何日くらい眠れない状態が続いたら相談の目安になりますか?
A.2週間以上眠れない状態が続いている場合や、日中の仕事や生活に支障が出ていると感じる場合は、医療機関への相談を検討する目安となります。眠れないことでご自身がつらいと感じられるようでしたら、受診することをおすすめします。
Q2. オンライン診療でも睡眠の相談はできますか?
A. はい、スマートフォンなどを通して自宅から医師に相談・受診が可能です。ただし、向精神薬などの処方対象外のお薬や診断書発行の制限があり、詳しい検査が必要な場合は対面受診をご案内することがあります。

昭和大学大学院薬学研究科修了
昭和大学薬学部客員講師
株式会社ミナカラ / ミナカラ薬局
薬局、ドラッグストアで臨床経験を積み、その後昭和大学薬学部の教員、チェーンドラッグストア協会の教育機関でOTCの研修講師を務める。
【著書】
•現場で差がつく! もう迷わない! ユーキャンの登録販売者お仕事マニュアル 症状と成分でわかるOTC薬
•現場で差がつく! ユーキャンの新人登録販売者お仕事マニュアル

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