ロコイド軟膏と同じ成分の市販薬|軟膏・クリーム・ローション

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処方薬ロコイドと同じ成分配合の市販薬を紹介します。ロコイドと同成分の市販薬には軟膏・クリーム・ローションの3種類があります。市販薬の使用上の注意も掲載。

監修薬剤師

ミナカラ薬局

薬剤師

高橋

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編集者

株式会社ミナカラ

ライター

安岡 歩

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ロコイド軟膏はどんな薬?

ロコイド軟膏は、皮膚の炎症やかゆみなどに幅広く処方されるステロイド剤です。

優れた血管収縮作用があり、湿疹・皮膚炎群・乾癬(かんせん)・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)といった皮膚疾患の赤み・はれ・かゆみ・炎症などの症状をおさえる目的で使用されます。

ステロイドの強さはミディアム

ステロイド剤(=塗り薬)は、体内への吸収度の違いにより、強さが5段階にわけられています。

ロコイドのステロイド成分である「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」は「Medium(ミディアム)」に分類されています。

Strongest(ストロンゲスト) 最も強い
VeryStrong(ベリーストロング) 非常に強い
Strong(ストロング) 強い
Medium(ミディアム) おだやか
Weak(ウィーク) 弱い

ステロイド剤の副作用を心配する人もいますが、ロコイドは他のステロイド剤に比べて副作用が穏やかな薬です。医師の指示どおり用量用法を守り使用すれば問題はありません。

ロコイド軟膏は市販されている?

ロコイドは処方箋が必要な塗り薬であり、処方箋なしで薬局やドラッグストアなどで購入することはできません。

しかし、ロコイドと同じ有効成分である「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」を配合した市販薬はさまざま販売されています。

ステロイド成分の配合量自体はロコイドよりも少ないため、まったく同じ効果が得られるとは限りませんが、ロコイドと近い効果は期待できます。

ロコイドと同成分配合の市販薬

処方薬であるロコイドは、有効成分の「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」の濃度が0.1%ですが、市販薬では濃度が最大でも0.05%の薬しか販売されていません。

成分の配合量自体はロコイドよりも少なくはありますが、ロコイドを使い切ってしまったり、外出時に自宅に忘れてしまったりした際には市販薬でも十分対応できます。

ロコイドと同じ有効成分の「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」を含む市販薬は次のようなものがあります。

なお、この記事で紹介する市販薬の有効成分「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」の濃度はすべて0.05%です。

軟膏タイプ

軟膏タイプの薬は、伸びがよく、患部がカサカサしている時とジュクジュクしている時のどちらでも使用できます。

セロナQT軟膏

有効成分として「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」のほかに、かゆみをおさえる抗ヒスタミン成分「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が配合されています。

特に、かゆみが強い方にはおすすめの薬です。

クリームタイプ

クリームタイプの薬は、軟膏に比べて塗りやすく、ベタつきにくいのが特徴です。

また、クリームの方が皮膚への吸収が速やかなため早く効果が出ますが、汗などで流れやすいのが欠点です。

ロコイダンクリーム

ローションタイプ

ローションタイプの薬は、頭皮などの毛の生えている部位への使用に適しています。

セロナQTローション

有効成分として「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」のほかに、かゆみをおさえる抗ヒスタミン成分「クロルフェニラミンマレイン酸塩」が配合されています。

特に、かゆみが強い方にはおすすめの薬です。

ロコイドと同じステロイドの強さの市販薬

ロコイドのステロイド成分と同じ強さのミディアムのステロイド成分を含んだ市販薬も販売されています。

ミナハダ ラシュリアPEクリームは、かゆみをすばやく感じにくくする局所麻酔成分「リドカイン」を配合しています。炎症による皮膚の腫れ・痛みをおさえるステロイド成分「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)」を配合しています。

そのほか、患部を殺菌することで悪化を防ぐ消毒成分「イソプロピルメチルフェノール」、皮膚の回復を助ける「トコフェロール酢酸エステル」が配合されています。

ラシュリアPEクリーム

l-メントールやカンフルを含んでいないため、スーッとする成分が苦手な方にも使いやすくなっています。

ロコイドはあせもに使える?

ロコイドには皮膚の炎症をおさえる作用があるため、あせもやニキビなど身近な皮膚トラブルにもよく処方されます。

軽度のあせもはステロイド剤を含まない薬でも対応できますが、炎症の強いあせもにはロコイドなどの抗炎症作用のあるステロイド剤を含む薬がおすすめです。

あせもに効く市販薬について、詳しくはこちらの関連記事をごらんください。

市販薬を使用する上での注意点

ロコイドの成分の「ヒドロコルチゾン酪酸エステル」を含む市販薬を使用するときは、以下の点に注意しましょう。

・顔には広範囲で使用しない
・水ぼうそう・水虫・化膿している部位には使用しない
・大人では5〜6日、子どもには2〜3日使用しても効果が現れない場合は使用を中止して皮膚科を受診する
・湿疹が広範囲の場合で、発熱・倦怠感・痛み・しびれなどの症状をともなう場合は皮膚科を受診する
・湿疹を繰り返す場合は、皮膚科を受診する
・長期連用は避け、1週間を超えて使用しない
・市販薬を使用しても症状が改善しない場合は、使用を中止して医師または薬剤師に相談する
・医師の治療を受けている人・妊娠している人・患部が広範囲の人・ジュクジュクやただれのひどい人は、使用前に医師または薬剤師に相談する

おわりに

処方薬ロコイドの類似薬として、薬局やインターネットなどでも購入できる市販薬を紹介しました。

ロコイドは比較的副作用の穏やかなステロイド剤ですが、必ず使用上の注意を読んで、用法用量を守って使いましょう。

万が一異変や違和感を感じた時は皮膚科に相談してください。

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