レボメプロマジン錠50mg「アメル」

共和薬品工業

処方薬 後発 錠剤

基本情報

副作用

主な副作用は、過敏症状,光線過敏症、白血球減少症,顆粒球減少症,血小板減少性紫斑病、血圧降下,頻脈,不整脈,心疾患の悪化、食欲亢進,食欲不振,舌苔,悪心・嘔吐,下痢,便秘、パーキンソン症候群(手指振戦,筋強剛,流涎等),ジスキネジア(口周部,四肢等の不随意運動等),ジストニア(眼球上転,眼瞼痙攣,舌突出,痙性斜頸,頸後屈,体幹側屈,後弓反張等),アカシジア、縮瞳,眼圧亢進,視覚障害、錯乱,不眠,眩暈,頭痛,不安,興奮,易刺激,痙攣、口渇,鼻閉,倦怠感,発熱,浮腫,尿閉,無尿,頻尿,尿失禁,皮膚の色素沈着等です。


■下記の副作用はめったに起こりませんが、念のためご注意ください。お薬を使用していて下記のような初期症状が出た場合は、すぐに医療機関に行き飲んでいるお薬を医師に伝えて指示を仰いでください。

・Syndrome malin(悪性症候群):
他の原因がなく、37.5℃以上の高熱が出る、汗をかく、ぼやっとする、手足が震える、身体のこわばり、話しづらい、よだれが出る、飲み込みにくい、脈が速くなる、呼吸数が増える、血圧が上昇する

・突然死:
突然死

・再生不良性貧血、白血球減少、無顆粒球症:
あおあざができやすい、歯ぐきや鼻の粘膜からの出血、発熱、のどの痛み、皮膚や粘膜があおじろくみえる、疲労感、どうき、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿、突然の高熱、さむけ

・麻痺性イレウス:
お腹がはる、著しい便秘、腹痛、吐き気、おう吐などがみられ、これらの症状が持続する

・遅発性ジスキネジア,遅発性ジストニア:
繰り返し唇をすぼめる、舌を左右に動かす、口をもぐもぐさせる、口を突き出す、歯を食いしばる、目を閉じるとなかなか開かずしわを寄せている、勝手に手が動いてしまう、足が動いてしまって歩きにくい、手に力が入って抜けない、足が突っ張って歩きにくい、からだが意志に反して動く、手足が意志に反して動く

・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH):
けいれん、意識の低下、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振

・眼障害:
ものの形が見えにくい、眼のかすみ、視力の低下

・SLE様症状:
からだがだるい、関節の痛み、発熱、顔に蝶型の赤い斑点

・横紋筋融解症:
手足・肩・腰・その他の筋肉が痛む、手足がしびれる、手足に力がはいらない、こわばる、全身がだるい、尿の色が赤褐色になる

・肺塞栓症、深部静脈血栓症:
汗をかく、発熱、意識の低下、咳、胸の痛み、息苦しい、皮膚や唇、手足の爪が青紫色~暗紫色になる、はれ、下肢のむくみ

使用上の注意点

■本剤では以下のような警告が出ています。

1. 昏睡状態,循環虚脱状態にある患者[これらの状態を悪化させるおそれがある。]

2. バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制剤の作用を延長し増強させる。]

3. アドレナリンを投与中の患者

4. フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の患者


■以下のような方は本剤を原則使用できません。

・皮質下部の脳障害(脳炎,脳腫瘍,頭部外傷後遺症等)の疑いのある患者[高熱反応があらわれるおそれがあるので,このような場合には全身を氷で冷やすか,又は解熱剤を投与するなど適切な処置を行うこと。]


■以下のような方は本剤の使用には注意が必要です。
症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もありますので医師に伝えておきましょう。

1. 肝障害又は血液障害のある患者[肝障害又は血液障害を悪化させるおそれがある。]

2. 褐色細胞腫,動脈硬化症あるいは心疾患の疑いのある患者[血圧の急速な変動がみられることがある。]

3. 重症喘息,肺気腫,呼吸器感染症等の患者[呼吸抑制があらわれることがある。]

4. てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]

5. 幼児,小児

6. 高齢者

7. 高温環境にある患者[体温調節中枢を抑制するため,環境温度に影響されるおそれがある。]

8. 脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊のある患者[Syndrome malin(悪性症候群)が起こりやすい。]

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

妊娠中はできるだけ控えることとなっています。どうしても必要な場合は、必要最小限の範囲で用います。授乳中も同様で、止むを得ず使用する場合は、授乳を避けてください。
幼児,小児では錐体外路症状,特にジスキネジアが起こりやすいので,慎重に使用してください。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■以下のようなお薬を飲まれている方は本剤を使用できません。

・アドレナリン(ボスミン)
臨床症状:アドレナリンの作用を逆転させ,血圧降下を起こすことがある。



■以下のようなお薬を飲まれている方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師・薬剤師に相談しながら指示を仰いでください。

・中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体,麻酔剤等):
相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。
なお,バルビツール酸誘導体等の抗痙攣作用は,フェノチアジン系薬剤との併用によっても増強されることはないので,この場合抗痙攣剤は減量してはならない。

・降圧剤:
相互に降圧作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

・アトロピン様作用を有する薬剤:
相互に抗コリン作用を増強することがあるので,減量するなど慎重に投与すること。

・リチウム:
臨床症状:心電図変化,重症の錐体外路症状,持続性のジスキネジア,突発性のSyndrome malin(悪性症候群),非可逆性の脳障害を起こすとの報告がある。
措置方法:観察を十分に行い,慎重に投与すること。なお,このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

・ドンペリドン、メトクロプラミド:
臨床症状:内分泌機能調節異常又は錐体外路症状が発現しやすくなることがある。
措置方法:観察を十分に行い,慎重に投与すること。

・ドパミン作動薬(レボドパ製剤,ブロモクリプチンメシル酸塩):
相互に作用を減弱することがあるので,投与量を調節するなど慎重に投与すること。


■以下のような食品等との併用には注意が必要です。

・アルコール:
相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。

薬効・薬理

条件反射抑制作用を含めた抗ドパミン作用は,幻覚・妄想や概念の統合障害等の陽性症状の改善及び悪心・嘔吐の改善に関連し、自発運動抑制作用を含めた抗ノルアドレナリン作用は,躁状態や緊張状態の改善に関連、抗セロトニン作用は,思考の貧困化や感情鈍麻等の陰性症状の改善に関連します。