オンコビン注射用1mg

日本化薬

処方薬 先発 注射剤

基本情報

副作用

主な副作用としてしびれ感、脱毛、下肢深部反射の減弱、消失、倦怠感、四肢疼痛(手足の痛み)、筋委縮、めまい、排尿困難などがあります。

■重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、使用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。
・末梢神経障害(神経麻痺、筋麻痺、痙攣等)
・骨髄抑制
・錯乱、昏睡
・イレウス
・消化管出血、消化管穿孔
・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)
・アナフィラキシー
・心筋虚血
・脳梗塞
・難聴
・呼吸困難及び気管支痙攣
・間質性肺炎
・肝機能障害、黄疸

使用上の注意点

■ビンクリスチン硫酸塩に対し重篤なアレルギー反応を起こしたことのある方は使用できません。

■下記に当てはまる方または部位にはオンコビン注射用1mgを使用できません。
・脱髄性シャルコー・マリー・トゥース病の方
・髄腔内(誤って髄腔内投与した場合は、死に至る可能性があります)

■下記に当てはまる方はオンコビン注射用1mgを使用後の経過に注意が必要です。薬を使用後に体調に変化があらわれた場合は医師に相談してください。
・腎・肝障害のある方
・骨髄抑制のある方
・感染症を合併している方
・神経・筋疾患になったことがある方
・虚血性心疾患のある方
・水痘の方

■高齢者は副作用があらわれやすいため慎重に使用してください。

■眼には接触させないでください。眼に入った場合は直ちに水で洗ってください。

その他

妊娠中・授乳中・子供の使用

■妊娠中はできるだけ控えることとなっていますが、どうしても必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。

■授乳中も同様に止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。

■15歳未満の子供については使用した経験は少ないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。

飲み合わせ・食べ合わせの注意

■下記のような薬を使用している方は注意が必要です。併用して使用する際には、医師などに相談しながら指示をあおいでください。
・アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、ミコナゾール等)
・フェニトイン
・神経毒性を有する薬剤(白金含有の抗悪性腫瘍剤等)
・L-アスパラギナーゼ
・マイトマイシンC
・他の抗悪性腫瘍剤
・放射線照射

薬効・薬理

紡錘体を形成している微小管のチュブリンに結合することにより、細胞周期を分裂中期で停止させると考えられています。